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夏のホラー参加作品

忘れてた


僕は子供の頃から忘れ物が多かった。


肝心要な事や物を忘れるんだ。


小学校の遠足のとき遠足に行くのが嬉しくて嬉しくて、弁当やお菓子が入ったリュックを忘れて登校した事がある。


だから母に忘れ物をしないようにメモを取るように言われたんだけど、そのメモを書くのを忘れたり書いたメモを置いた場所を忘れたりして、大学生になってもよく肝心な事を忘れる。


僕の車でドライブに行こうと友人たちと約束しながら、集合場所に徒歩で向かったりとかだ。


今日もなんか忘れてるんだよなと思いながら山頂の景色が良いと聞く山の麓を彷徨(うろつ)いていたら、親友や恋人を含む大学の友人たちが山の上に登って行くのが見えた。


だから彼らが下山してきた帰り道、親友や恋人の前に行き声を掛ける。


「やあ!」


その途端、「「ギャアァァァーー。

許してくれー、成仏してくれー、ごめんなさい、ごめんなさい」」と2人が一緒に悲鳴を上げ、土下座して叫ぶ。


顔面を蒼白にして土下座し謝罪の言葉を叫ぶ2人を見ていて、忘れてた事を思いだす。


僕、この2人に殺されて山の麓に埋められたんだった。








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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして通りすがりの読専で御座います。 『うっかり殺された』 事を忘れていた、人畜無害そうな主人公ですが背景が黒いですね。 [気になる点] 多分ですが『主人公』は出来ていた『恋人』と『親…
[良い点] 親友と恋人の二人に殺されたんでしょうか。 かわいそうに……。 殺されたことを忘れる。 最高の忘れん坊ですね。
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