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久澄村エルフ奇譚   作者: 小町 翔平
4/39

ある男、酒場にて。

おはようございます。

今日は二話投稿します。


よろしくです。

                 *


 面白くねえ。


 男は深酒をしていた。


 面白くねえ。


 一見、人がよさそうに見えて、そして実際に人当たりをよくするように努めているおかげで、この男の

本性を知る人間はいない。

 正確には、生きている人間の中には、だが。

 ぐいっと飲んで、ふうと息を吐いた。

 傍から見たら何かに思い悩んでいるように見える男の腹の中は、どす黒い感情が渦巻いていた。


 面白くねえ。


 男が財布の中身を勘定して、もう一杯飲もうかどうかと思案していると、隣に若くにも壮年にも見える、左目の下に泣き黒子のある男が座った。


「もし失礼でなければ、私に一杯、奢らせてください」


 男は怪訝に思った。

 酒のせいで知り合いであることに気がついていないのか? 

 と泣き黒子の男の顔をまじまじと見た。

 泣き黒子の男は微笑んで返した。

こんな男を俺は知らない、気持ちの悪い男だ、と申し出を無視して店を出ようと、椅子から立とうとした。


「あなたの心にある不平不満は、お酒では癒されませんからねえ」


 男は固まった。

 泣き黒子の男はやっぱり微笑んでいた。

「わかります。私には、わかるんです。あなたのような人を、何人も見てきましたから」


 まあ、一杯、どうですか? そう差し出された酒を、男は受け取った。


いつの世の中にも、自分が間違ってるのを

棚に上げる人はいるものです。

そんな人の話でしたが、みなさんはどう思われましたか?


続きも、すぐに投稿するつもりです。

読んでいただけたら嬉しいです。

では、また。

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