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「お供え物 食べたいけれど 手がだせず」 一句

占いのできない占い師と自称している、ちぐさが霊界の住人とチームを組んで、お客の悩みを解決していく

2008年04月08日 (火)


[よっちゃんの霊界日記]


今日からやっと登場できるみたいね。

よっちゃんです。


わたしは子供でむずかしい話はわからないけど

わたしなりの文章をかくつもりです。


毎日のくらしをみんなに知ってほしいから、がんばるわ。

だって、みんなの知らない事が多いと思うからね。

いっぱい いっぱいお話したいです。

 

今日は久しぶりに おうちへ帰りました。

といってもパパやママに、わたしは見えないんだけどね。


ママは相変わらず3時になると、オレンジジュースをテーブルの上に出してくれます。

そして、いつものように

「よっちゃん、ジュースよ」

とつぶやいたわ。


わたしはママにいいたいの。


いくらママがオレンジジュースが嫌いだからといって

「どうぞ」

とわたしに出してるジュースは3日前のよね?


10分ほどしたら

「おいしかった?」っていいながら、

また冷蔵庫に入れてるでしょ。


ママはあけていないジュース、どうやって飲むの?


わたしも一緒よ。

いくらママと同じ世界にいないからといっても

わたしも活きているのよ。

あいてなきゃ、飲めっこないよ。


いいかげんに気がついて

わたしのお気に入りだったイチゴもようのグラスに入れてほしいな。。


ついでに、おばあちゃんにもいっといて。


「よっちゃんが好きだったんだから、誰もとっちゃダメよ」

といってよけてくれてる、10日以上前の封の切ってないチョコレート・・・。


見るだけなら、いらないって。


みんなにもお願い。

亡くなった人にお供えと称して食べものをあげるなら

食べられる状態にしてあげてね。


缶のあいていないあたたかくなったビールは飲めないって

ケンおじさんもなげいているし、

いくらパイナップルが大好物だといっても、そのままドン!とおかれたら

固くて食べれないと怒ってる ひとみお姉さんもいるしね。


ち:ケンおじさん、ひとみお姉さんというのは、上の世界でのよっちゃんのお友達ね。

<登場人物>


5歳、男の子、霊界の住人。

上の世界では“スーパー5歳児”と全国にその名をとどろかす。

さらに上のステージへと修行中。


よっちゃん

9歳、女、霊界の住人。

ペット部門のスペシャリスト。首をかしげてニコッと微笑むその仕草だけで、上の男子たちを悩殺中。


かざぐるま

83歳、男、霊界の住人。

上の世界では“水戸黄門”的存在。


ちぐさ

30代、女、

昼はOL、夜は霊感占い師として日々、爆走中。

親子二代にわたって受け継いだ力を、周りにおすそわけ。


マキ

女、ちぐさの母であり師匠。

たっちゃん、かざぐるまの二人とは三身同体。

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