親友の幼馴染を寝取ろうとか思ったけど背中を押すことにしました
内容すっごく薄いです。例の白い乳酸菌の入った飲料の20倍で薄めたぐらい薄いです。いやー辱い。でもそれでもいいよって方はご覧下さい下手なのは嫌という方はブラウザバックを推奨します。
それでは僕の妄想をご覧下さい
俺は佐伯 拓真。親友の幼馴染を寝取ろうとか入学式に考えていたんだが...。とりあえず親友の紹介をしとこうか・・・
俺の親友は今目の前にいるこいつ南 流星。この女の子と言われても本人が同意しちまえばそれで通りそうな所謂男の娘とか言うやつだ。
そしてコイツはなかなかのヘタレだ。どう見ても幼馴染と両想いなのに2人とも告白しない。まぁお互いに好意に気がついていないとかいうテンプレだ。
「ねぇ拓真聞いてる?どうすれば百にアプローチできるかな?」
「おいおいそんぐらい自分で考えろよな。」
「拓真カッコイイから今まで彼女いたことあるでしょ?その時の話でいいから、ねっ?」
「いや、好きな奴いたけど寝取られた。他の男と手を繋いだとかキスとかは見てないんだけど見たことないぐらい素の笑顔だった。」
やっぱり今思い出しても辛い。けどそれがあったおかげでコイツの応援してやれるんだが...。まぁ初めての素で話せる親友を悲しませたりは流石に出来ねぇな。
こいつには同じ道を歩んで欲しくないしな。それに多分その時の流星は気づいていた。
「oh......それはすまないことを聞いたね。それでも他人を応援するなんてやっぱり拓真は良い奴だね?」
俺の話に感情移入したのか流星は目尻を少し光らせて励ますように笑っていた。
だから俺はコイツの事を応援したくなったんだよな。全力で守ってやろうか、こいつらの恋路を。
「てか拓真ってその人のことまだ好きなの?」
「・・・」
俺は黙って顔を背けた。
「おはよぉ」
そう言って教室に入るといつもどうり流星と百は楽しそうに話していた。なんでだろうか凄く近づきづらい雰囲気を醸し出している。
そして百・・・高山 百はかなり可愛い。
綺麗タイプではなく可愛いのだ。百を狙っているのはクラスメイトだけでは無いだろうと簡単に予想できる程なのだ。ほっといても簡単にくっつきそうだかきっかけを作れそうにないのだ。
うん、アイツらどっちも告白しないような気がするのだ。
「おはよう。」
俺の体は、ビクッとなった。いつの間にか流星が横にいた。
「おっおいビビらせんなよ。」
「彼女作るの手伝おうか?」
そう流星が言った瞬間ガタンと聞こえた。そっちを見てみると元幼馴染の 山下 あかりが居た。
何やってんだあいつ?まさか今の流星の言葉に反応?いやいやそんなわけないか、まぁ俺と付き合ってた訳じゃないけどあんな楽しそうに男と歩いてたし。弟とか居ないはずだし・・・何かモヤモヤするなまだあいつの事が好きなのかな。
「どうしたの拓真そんなにボーっとして?」
「いやなんでもないぞ?おい明日の予定わかってるよな?」
やっとだやっとここまで来た。明日コイツは水族館に行くことになっている。そこで告白させる。逃げないようにインカムを渡して俺は隠れてついて行くことにした。
なんでだろう?明日流星を告白させるから早く帰って準備しようと思ってたのに何であかりと一緒にいるのだろうか?
「おい、あかり何の用だ?」
「拓真ってさ百と流星君をくっつける気でしょ?」
「まぁそうだかそれがなんだ?」
「私もそのつもりなのだから百にインカム渡してきたのそれで私たちが一緒にいる方がくっつけやすいでしょ?」
「ちっ分かったよ。拓真達の集合より1時間早く集合な?」
「うん。分かった!!」
そんなに嬉しそうに返事をしないで欲しい。
勘違いしそうになるから。
「ゴメン待った?」
「おいもうすぐアイツら来るぞ。」
百と流星が乗っている可能性がある電車が来たので俺たちは隠れた。
案の定アイツらは恋人繋ぎで駅から出てきた。ん?恋人繋ぎ?
「なあ、あかり何でアイツら恋人繋ぎなの?」
「わかんない。」
「もう付き合ったとか報告は受けてないし。」
「「ん〜」」
さっぱり状況が分からない。
「とりあえず付いてくか」
「そうだね。」
街に新しく出来た水族館。見た目は当たり前だが新しく、国内でも一二を争う大きさだとか何とか・・・
この水族館は遊園地とくっ付いていて楽しそうな声がここまで聞こえてくる。ちなみにここの観覧車は1週は8分つまり4踏んで半周だ。
予定では1日中水族館を回ってから、よくある江ノ島や恋人岬にありそうな鐘を鳴らしながら告白をする予定だったのだが何故か2人は真っ先に鐘の方へ歩いていった。
そして
「付き合ってからもう5年だね。」
「そうだね。これからも一緒にいようね?」
などと聞こえてくる。
「ねぇどういうこと? 」
「さぁ何も聞いてないからこんなこと...。」
2人の様子を見ているとこっちを向いて近づいてきた。
「僕達はもう付き合ってるからね。」
「そうだよ。2人で水族館回ってきなよ。チケットもったいないよ?」
「「えっ?どういうこと?」」
と聞いたものの2人はもう遠くを歩いていた。
少し呆けていると、
「まだ山下さんのこと好きなんでしょ?チャンスだよ?」
とインカムから聞こえてきた。
俺はそれに返事をせずにインカムを外した。
「なぁあかりチケットもったいないし行こ?」
「そ、そうだね。そういえば拓真は彼女とか居ないの?」
「居ないぞ。それがどうしたんだ?」
「へ、へ〜居ないんだー。」
「お前は上手くいってんの?」
「ん?何が?私は彼氏出来たことないよ?」
「へっへーそーなんだ。でも弟とか男の兄弟はいないよな?」
「ん?居ないけど。どうかしたの?」
「いや、この前男の人と歩いてたから・・・」
「あー照史のこと?あれは従兄弟だよ?一緒にいるとナンパ避けになるからたまにデパート行く時とか着いてきてもらってんの。」
「へー(なんだ彼氏じゃないのか・・・てことはこれはデート?)」
そんな事を考えていると、段々と顔が熱くなってくる。何かあかりがにやにやしながらこっちを見てくる。
「私とのデート期待しちゃった?じゃぁ行こっか。」
あかりはそう言って俺の手を握ってくる。そして俺たちは水族館の中へ入っていった。
水族館を回っている時はお互い恥ずかしくて喋ることは出来なかった。
えっ?何故かって?アイツらがくれたチケットはなんとビックリカップル専用だったんだよ。記念写真とか撮られた。うんこれは額縁に入れておこう。
そんな中30分程歩くと水族館コーナーは終わり遊園地エリアに出た。
横を見るとあかりは凄く目をキラキラさせていた。
「あかり、どうしたんだ?」
「いや・・・いつもはさ友達とこういうとこ来るんだけど気を使ってばっかで楽しくないんだよね?」
「なら今日はあかりが好きなのに乗ろうか。」
「えっいいの?」
俺が頷くと、
「ありがとう〜じゃぁ早速あれ乗ろ」
そう言ってあかりが指を指したのは・・・ジェットコースターだあれはやばい。例えるなら ス〇ースワールドの〇ターンのようなジェットコースターだ。ただでさえ苦手なのにあの角度はやばい、
「怖いの?」
「い、いや別に?怖くないし?」
「嘘だよ嘘。」
いや怖くないよ?怖くないけど結構安心した。
「ほらやっぱり怖かったんじゃん。」
「」
「」
数秒の沈黙で俺は俯いてしまう。
「ほら楽しまなきゃ損だよ?行くよ拓真。」
その時のあかりの笑顔はあの日、あかりが従兄弟と歩いていた時より眩しく見えた。
「告白するなら今日しか・・・(ボソッ)」
「何?拓真行くよ。」
そうして俺たちは例のコースターに向かった。
なんでだろうか、何故か凄くドキドキする。ハッ、まさかこれが吊り橋効果・・・ふと今なら告白できる気がした。
「えっなになに?」
そして次は俺があかりの手を引いて歩いた。
数分後俺たちは観覧車に乗っていた。まだ2時位で雰囲気も全然ない。けど言うって決めたのだから頂上に着いた時、
「ねぇあかり。」
「どうしたの?」
「あかりが良かったらだけど・・・俺と結婚を前提に付き合ってください。」
そのまま2分の沈黙の後俺は不安になり前を向いた。そこには
「いいよ拓真。ずっとその言葉を待ってたんだから。」
と顔を真っ赤にしたあかりが居た。そこから2人は約2分間唇を重ねた。
「すいません降りてくださーい。」
係の人の声がかかる。
「お熱いキスな事で。」
そこには、流星と百が居た。
「来週はダブルデートだね。また明日お二人さん」
2人はそう言い残すと足早に去っていった。
そこからは・・・語る必要も無いだろう?まぁ学校にバカップルか2組いきなり現れたのはまた後の話。
「なぁあかり。」
「どうしたの?拓真。」
「俺らさあいつらくっつけようとしてたのにいつの間にか俺らの方が背中押されてたな。」
「幼馴染をいや、彼女を寝取ろうとか一瞬でも考えた俺の背中を押してくれるなんて俺は良い親友を持ったな。」
そう一言呟いて俺は日記を閉じて愛しの妻と我が子が寝るベットへ向かった。
最後までご覧頂きありがとうございます。
ネタはいいと思うんですけどね?国語力が・・・
誰かこの僕の妄想に命を吹き込んでいただける方に書いて頂いて欲しいです。それを見た方がいい気が・・・