エピローグ 〜次なる審査へ〜
話も一旦一区切りつきましたし、ここら辺でしばらくお休みさせていただきたく思います。
続編を書くか書かないかについては、一旦お預けの方針です。
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周囲の音が騒々しい。
それもそのはず。
ここは遊園地だ。
来場客たちが騒音…失礼、賑やかな音を立て、直上をジェットコースターが凄まじいスピードで駆け抜けていく。
なぜ、俺がこんなところにわざわざ来たのかというと。
あいつ…そう、今ちょうどバニラ味のソフトクリームを2つ持って、俺の座っているベンチに駆け寄ってきた宮坂友紀に誘われたからだ。
『一緒に遊びに行こうよ』と言われ、悪い気がしなかったので、とりあえず来たというのが正直なところだ。
「はいどうぞ」
ニコッとか笑えばいいのに、なぜかフラットな顔でソフトクリームを突き出された。
「俺はいらないと言ったはずだ」
「私が奢るんだから、食べればいいじゃない」
「まさか、お前に奢られる日が来ようとはな」
「失礼なヤツ」
「真面目な話、なんで奢る気になったんだ?」
「本当に失礼ね」
「気になるんだけど」
「そんなに理由が欲しいならなにか付けてあげるよ。そうだなぁ〜、あれかな。七海ちゃんを助けたから、それのご褒美」
「仕事だから助けたんだよ」
「それだけじゃないでしょ。私が思ってたより、秀は優しいってこと、3週間一緒にいてよくわかったからさぁ」
「思ったよりって…」
「そうでしょ。秀は、ただ捻くれてるところがあるだけだもんね?」
「…はいそうです、友紀がそう言うならそうなんじゃないですか?」
「じゃあ、そう言うことだから、ソフトクリーム食べなよ」
「…はいはい。いただくよ」
隣にチョコンと座った友紀は、ソフトクリームを満足気な表情で食べていたかと思うと、今度は突然不敵な顔でこちらを見た。
「秀!」
「なんだよ」
「次は、北海道らしいよ!」
「何が」
「な、何がって…」
「え?まさか…」
「うん!勿論…次の任務のことだよ?」




