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詩群/視点と惑星

隙間だよ

「隙間だよ」



はまって。

いいよね。

とっとこ、狭いよ隙間だよ。 

くらりと、するような場所だよ。

高層ビルの間だよ。

テレビのCMの間だよ。


淋しい、とつぶやくぼくだよ。

それは狭い壁にはじける。

とびちる、破片がキラキラと燃えたぎる、流星みたいで

それは宇宙を旅する感情。

月のうさぎが呼んでいる、耳をそばだてて。

知らない視点から見えるよ、あちらこちら、に散りばめられたもの。


すべては隙間に落ちる。


はまって。

なくした消しゴム。机の下にあるよ。

チケットも、悲しみも

なくしたと思ったものは隙間に、集まってる。


はまって、体育座りで。

ほっぺたをこすって。

間に、いることが、安心する。窮屈の、すきま風、どこまで吹いていくのでしょう。

宇宙の風が行く。息を止めないで、そこから連れてく。



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