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フラグメーカー  作者: 夏野ゲン
ある合コンの話
18/35

追及(序)

オレは、大学の丘で、一人の女を待っていた。

知る人ぞ知る、告白の名所。海が見えるあの丘で、一人の女を待っていた。


きてくれるだろうか?


オレの心は、くるに違いない、きっとこないの真っ二つに割れていた。

ハーフアンドハーフ。まさに今の状況そのもの。


ついでに言うと、今からオレがぶつける言葉に、彼女が答えてくれるかどうかも、オレの中ではハーフアンドハーフ。


つまり、今のオレの予想では、事態がオレの想定どおりに進む確立はハーフのハーフで25%。我ながら大博打である。


でも、オレは、どうしても聞かなければ気がすまなかった。


丘の向こうから、一人の女性が見える。


…待ち人と来たり。


ここでオレの賭けの半分は終わった。

そしてここからが本当の勝負。






「愛の告白という雰囲気ではなさそうですね」


そういって彼女は笑った。


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