表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
余命2年日記  作者: 新規四季
9/29

9

私が急に不適ににたついたせいで紗良が一歩距離を置いていた。止めて、マジな感じで引くの止めて。なかなかメンタルに来るから。顔が引きつってるなんてレベルじゃなくなってるよ。私が言うのも何だが相当不細工になれてていらっしゃる。人間ガチ引きするとそんな顔になるのかと一人納得をし、ふと教室の時計に目をやる。もう四時を回っていた。


 帰ろう。私には、今の、私にはやることが...違うか、やりたいことができてしまった。


「紗良、私、帰る!」


 一言ずつ力強く言い放ち勢いよく先から立ち上がる。紗良は相変わらずぽかんとしてらっしゃる。今なら遊びに連れ回されずに帰宅できるのでは。


 だーっと教室の前扉から飛び出すようにして一目散に出ていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ