Failure
新選組と『生命の樹』の間で起きた戦争から約2ヶ月が経った頃、アマンテスの元に魔術界の頂点にある『魔術協会』からある通達が来る。
その通達とは、“冥界の女王”クラリス・クレマンティーヌの討伐であった。
すぐさまアマンテスは自身が長を務める『地を這う蛇』に所属する魔術師をクラリス討伐に向けるが、1週間後、いよいよ全てが崩壊する序章が始まる。
赤く塗られたこの部屋の壁は粛々とした空気の中、ただ主の激情を現わしたかのように見える――そう部屋の隅に控える使用人はこの重い空気の中黙り込んでいた。
この赤い壁が特徴的なこの部屋では、今現在重要な報告が行われている。
部屋の主であるアマンテス・ディ・カリオストロはただ顔を顰めて、自身の目の前に立つ1人の魔術師を睨んでいた。
対してアマンテスの前に立たされた1人の魔術師は、アマンテスの鋭い眼光とそれに宿る怒りを前にカタカタと小さく体を震わせている。ただ隅に控えた使用人だけはこの現状を見て仕方ないと気楽に割り切っていた。
というのもこんな状況になったきっかけは、つい半日前の事だ。使用人が昼食を終えたアマンテスの食器を片づけている最中に、ある異変を感じたのだ。
「坊ちゃま、嫌な予感がしますわぁ」
突如軽々しく、かつ陽気に「嫌な予感がする」と呟いた使用人に対し、アマンテスはナプキンで口元を拭った後、小さく溜息を吐いた。
「やかましいな、ガロミラ。貴様の嫌な予感とは非常に不愉快だ」
「だって仕方ありませんよぉ、坊ちゃま。外が騒がしくて騒がしくて…」
「何?」
怪訝そうにするアマンテスは、使用人・ガロミラの言葉に瞬きをした。するとその瞬間、屋敷内で悲鳴が上がった。それを聴いてガロミラは「ほらぁ」と小さく返す。
「そういえば坊ちゃま。この悲鳴は『地を這う蛇』の幹部の声じゃありません?」
「…相変わらず貴様は耳だけはいいな。おかげでいらない苦労話まで拾ってくる」
「嫌ですわぁ、坊ちゃま。多分あの声はズヴェルの声かと」
そうガロミラがある人物の名前を告げた瞬間、もう1人の使用人が慌しげに部屋のドアをノックする。
「アマンテス様! ただいまズヴェル様がこちらに!」
「ほらねぇ?」
「…」
こういった経緯で、ガロミラは食器を下げた後にこの部屋に控えさせられているというわけだ。
そしてなぜズヴェルという男がアマンテスの屋敷に乗り込むも同然に駆けこんできたのか、その原因については、さらに1週間前までに遡る。
日本で新撰組と『生命の樹』の間で起きた一夜の戦争の終結後、アマンテスは故郷であるフランスへと帰国した。
彼自身、欧州一の魔術結社である『地を這う蛇』の長であるため、今回『生命の樹』に流れた魔術師の名前をそれぞれ挙げ、イギリスにある魔術協会へと報告するという仕事に取り掛かっていた。そしてそれらを一通り終えた後、魔術協会からある通達がアマンテスの元に届いたのだ。その通達内容がこうである。
“主ら『地を這う蛇』に冥界の女王の討伐を命じる”
この通達が来た瞬間、アマンテスはやはりかと肩を竦めた。
まずこの通達に載っている『冥界の女王』という人物が如何なる人物かというと、彼女は魔術師界隈の中でもとびきりの有名人である。
『冥界の女王』たる彼女の名前は、クラリス・クレマンティーヌ。
元々は『地の這う蛇』に所属していて、つい5年前まで『地を這う蛇』の上位魔術師として名を馳せていたが、現在は『地の這う蛇』から離反した反逆者となっている。
主に童話を用いた術式を得意とし、幼いながらアマンテスの信用を買っていたが、ある日突然彼女は失踪した。
その後数年間は行方は知れなかったが、とある日魔術協会の幹部がフランスの某所で彼女の姿を見たという報告が魔術協会へと知らされた。
そして現在の彼女が一体何をしているかというと、それは魔術協会への――否、人類全員に対する背信行為である。
「あのクラリスが今や、魔術協会禁忌指定のアレに拾われていたとはな…」
魔術協会からの通達を受け、早速アマンテスは現在のクラリスへの調査へと踏み切った。そして知れ渡る彼女の背信行為に、頭を悩ませ、重い溜息を漏らした。
「…しかし、アマンテス様。魔術協会は必ずクラリスを討てと申されています」
そんなこんなで1週間前に、アマンテスは『地の這う蛇』の幹部であるズヴェルを呼び出し、今回の件を彼に知らせた。
こういった経緯で始まったクラリス討伐だが、アマンテスはこのとき苦渋の決断を迫られていた。というのもそれは彼女の実力ただ一点。
ズヴェルの苦言に対し、アマンテスは一層その幼い顔立ちを歪める。
「そんな事は百も承知だ。しかしあのクラリスを討つとなると、相当の頭数を裂く事になる…というより、なぜ奴が生きている?」
「…それについてはなにも。ガロミラの耳を通しても拾えず、目である私の術式を使用してもそれだけは不明でした」
「まったく…厄介だな」
打つ手なしとアマンテスがめずらしく項垂れるのも、理由がある。それは魔術協会における禁忌指定の存在。
魔術協会における禁忌指定とは、使用禁止の魔術及びそれらを使用する人物や素体の事を指す。そしてクラリスを飼う禁忌指定の人物というのが1人。
「…神の成り損ない、ディオニソス。まさかあれも生きていたとは…」
「ディオニソスが魔術協会から脱したのは別に左程問題ではない。奴は魔術こそ使えないが、一応神であるわけだしな。そのため身体能力において人間の手に負えるものではない」
「確かに」
そしてそのディオニソスが優秀な魔術師であるクラリスを拾っては仲間へと引き込み、魔術協会だけでなく、世界へと危害を加えようとしている――これが全ての発端だ。
調査が済んだ後、すぐにアマンテスはクラリス討伐のための精鋭部隊を組み、全21名の魔術師へとクラリスの元に向かわせた。
ここでクラリスの居場所を特定するのに鍵になるのが、アマンテスの目と称されるズヴェルだ。
ズヴェルは『地を這う蛇』内でのアマンテスの側近であり、同じく側近であるガロミラと違い、こういった構成員の粛清の際に動く事を任される事が多い。
目というのも、彼が広範囲における人物の特定及び察知、他にも彼が『守る』事においての術式を得意とされるがため、アマンテスの目となったわけだ。
そしてズヴェルを含む合計21人は、クラリス討伐へと向かう。しかし討伐決行から1週間が経った
今、ズヴェルはアマンテスの屋敷に逃げ込んできた。
つまるところ、ズヴェル以外は全滅したのだ。魔術師を束ねる魔術協会からの依頼を失敗したその罰は重い。ゆえにズヴェルは命からがらに助かったのにも関わらず、こうもアマンテスに睨まれているわけだ。
「…さて、20人も殺されてズヴェルだけが生き残ったか。一体どうすればあいつはくたばるのや――」
「! 坊ちゃま! 今すぐズヴェルから距離を取ってぇ!」
「は?」
ガロミラがそう叫んだ瞬間、部屋の赤い壁が更に赤黒く染まる。今ズヴェルの頭が破裂し、突然の重力によって壁に叩きつけられたのだ。
「坊ちゃま、逃げてくださいなぁッ! こいつは多分魔女の蟲毒――」
「つまりは俺さえ殺しにきたのか、あの魔女は」
ガロミラは今の一瞬でズヴェルの心臓の音に違和感を感じ、刹那首と胴体が千切れる音を事前に察知した。
ゆえにアマンテスへ警告できたのだが、ズヴェルの頭が壁に叩きつけられたのに少し遅れて、ガロミラはズヴェルの脊椎を目がけてナイフを飛ばす。
「毒を獨せよ! 『浄化し邪魔なものは飛ばせ』!」
「我に触れる事を禁じる、『開け、繋がる事なき下界への道』」
ガロミラも即座に対処したが、それよりも早くアマンテスは高速詠唱を唱え、なんとか自身へ向けられた毒さえ封じた。
操られたズヴェルの身体は完全に活動をガロミラへと停止され、ようやくその場に崩れ落ちた。しかしズヴェルの身体から発せられた『蟲毒の糸』は床を這っている。それを見て、さらにアマンテスは不愉快だと顔を顰める。
ここは自身の自宅であり、現在不在の両親及び兄もここに住んでいる。そのため不愉快の一言で部屋を燃やすわけにはいかない。
すると部屋の隅に控えていたガロミラが魔力でモップを形成し、それに浄化の術式を纏わす。そしてそれでせっせと床を拭き終わってようやくアマンテスの機嫌は落ち着いた。
「嫌ですわぁ、ほんっとに汚いというか触れたら即死の産物を掃除させられるなんて!こんな事のために魔術師である事隠して屋敷に就職したわけじゃあないんですよぉ!?」
「そんな貴様のわがままなどどうでもいい。…さて、本当にどうしてくれようか」
「もうこれは魔術協会へ即報告案件でしょうにぃ……だってもう一匹いますよぉ、アレが」
「…だろうな。『魔女の蟲毒』を体に埋め込まれて、これだけ体が持つ事などまずありえない」
頭を抱え、いよいよ逃げだしそうなガロミラを他所に、アマンテスは自室にある本棚からある1冊の本を取り出す。そしてそれを開いてはまた深く溜息をついてはこういった。
「正直、『地を這う蛇』のペナルティはかなり大きなものなんだがな、魔術協会と同時に相手しても逃げ切るか奴め」
アマンテスの開いた本にはある人物の名前と顔写真が挟んであった。
この本はいわば『地を這う蛇』に所属する魔術師の記録をした会員名簿のようなものだ。そして彼が開いたページに書かれた魔術師の名は坂村アレクサンドル。
彼もまた元々『地を這う蛇』に所属する魔術師で、ズヴェルとは違い、それこそアマンテスの側近の中でも一躍アマンテスが信頼を寄せていた優秀な魔術師である。
しかし彼もまた『地を這う蛇』を離反。そして現在行方が知れない挙句に、魔術協会が危険視する魔術師に登録されている。
そもそも魔術協会という魔術師を管理する機関が『地を這う蛇』を懇意にするかは非常に簡単な話だ。
『地を這う蛇』に所属する魔術師が優秀なのも確かだが、それよりも所属している魔術師の多さこそその理由を物語っている。
つまりは、『地の這う蛇』を監視下におけば、魔術師の大半を魔術協会は管理することができるのだ。そしてなによりその大組織を束ねるのが神に近しいという魔術師であるアマンテスなら不足なし。それに伴い、『地を這う蛇』ではいくつかのルールが設けられている。
別段ルールといっても、さほど難しいことはない。ただ魔術師として人としての道徳を守るための倫理が規則化されただけだ。
そのルールは5つほど存在する。
まず1つめは、『地を這う蛇』に所属する魔術師は、魔術協会の規則に則り、彼らに従う事。それに背いた場合、魔術師としての肩書および術式・魔名を剥奪される。
魔術師である以上、自身の使う術式や自身を示す魔名が剝奪されれば、そもそも表向きに魔術師として表を歩けない。これがまず『地を這う蛇』での守らなければいけない最低限のルールだ。
そして2つめは、魔術協会に対して反逆の意思を持たないこと。そして3つめが魔術協会に危害を加えないこと。この2つに関しては『地の這う蛇』が魔術結社として活動するために魔術協会出されたルールである。
そして4つめは、個人間の闘争において第1級以上の魔術を使用しないこと。魔術にも階級があり、それらは第5級から第0級まである。
大まかに説明すれば、第5級はただ火を顕現させたりするなどの程度のものに限り、第4級は人に対し重傷を負わせられる程度のもの。これだけでも十分危険なのだが、魔術師として重要視されるこの階級は決して人に害を及ぼすかどうかだけの判断ではない。
第3級以降は、魔術師が人間ではないことを前提にして設けられたルールである。第3級は悪魔の召喚・および使役。尚、天使などとの交信も同義とする。
そして第2級は魔術協会で規定された禁止術式の使用禁止。第1級が第2級指定の魔術を用いての大量虐殺の禁止。ある種馬鹿げたこのルールを破った場合、先にも言った通り魔術師として日の本を歩くことはできない。
それどころか第3級のルールを破った時点で、魔術師協会が定めたブラックリストに登録されてしまうのだ。このブラックリストに登録されれば、魔術師協会及び、魔術結社から敵対視され、術者の実力によっては懸賞金もかけられる。つまりいつ殺されてもおかしくはないという事。
クラリスもブラックリストに登録されている上、現に第2級の規定を破っている。しかし坂村アレクサンドルはそれ以上で、その罪状は第0級だ。
第0級にいたっては、第1級の規定を破ったうえで、さらに魔術協会に反逆の意図を見せた者と定められている。だから当然、アマンテスは個人的にも坂村の捜索を魔術協会から命じられていた。
先の新選組と『生命の樹』の問題の際にも、彼はひそかに部下に命じて坂村の捜索を行った。だが彼は一向に見つからない。しかし今分かったのは、おそらく坂村とクラリスは手を組んでいるという事だけ。そこからさらに割り出される真実は1つ。
「あの馬鹿者まで、ディオニソスに飼われたか…」
第三者から見れば突拍子もない話だが、なぜ今このようなズヴェルが不審な死に方をしたのかが予想はつく。
そもそもクラリスがズヴェルにかけた『魔女の蟲毒』は徐々に体を蝕む毒のような効果を持つ。しかし、クラリスがフランス国内にいたとしても、ここまで毒に蝕まれた体を動かすことは不可能である。
「『魔女の蟲毒』のカラクリは“破壊”と“浸食”を混ぜ合わせた術式。時間差は左程違和感は感じないが、持ってしても1日と半日程度…」
「クラリス討伐に1週間かかったとなると、探し出すのに時間をかけたでしょうねぇ…多分全滅になったのは遅くても2日前?」
「だろうな。ならズヴェルはこの屋敷に来る前までに息絶えている。…要はアレクサンドルが『魔女の蟲毒』を時限爆弾式に術式を書き換えた」
「うっわ…えっぐいですわぁ…」
アマンテスは今の様子から予測を立てるが、この予測は全て当たっている。
その背景には、クラリスがズヴェルも殺そうとしたが、坂村がそれにストップをかけたのだ。そして『魔女の蟲毒』の術式を書き換え、時限爆弾式へと変更。
命からがらアマンテスの元に逃げ込んだズヴェルは、坂村によって伝言役及び、宣戦布告の材料とされたわけだ。
この通り、坂村は非常に異端ともいえる魔術師である。
彼自身魔名は持たなかったが、『地を這う蛇』に所属する魔術師や魔術協会からは『全能神』というあだ名がつけられていた。
彼が『全能神』と呼ばれるようになった術式の正体は彼が古事記に登場する国之常立神をベースとした術式を使うためだと噂されている。
国之常立神の術式に関しては、不明な点が多く、はたしてこれは国之常立神の存在を模倣したものなのか、それとも彼の逸話に関するものなのかもさえもだ。
ただこの国之常立神の他にも『豊穣神』と『架空神』といったこの世でも上位を冠する術式といわれている。不明な点はあまりにも多いが、今起きたことだけでなく、彼が『地を這う蛇』に所属していたころの様子を見てこう予測を立てていた。
(おそらく奴の国之常立神の術式は、国之常立神が独神であったからこそ、すべてを自身で賄える…その可能性が高い)
正に読んで字の如しだが、ただこれについてのカラクリには目途がつかない。
今のところ仮定の上に仮定を重ねたうえだが、わかることはたった1つ。
クラリスは確実にディオニソスの配下に下り、何らかの形で坂村も協力をしている――その事実にたどりついたとき、アマンテスは今日一重い溜息を吐いた。
とにかく、クラリス討伐に失敗した以上、今度魔術協会が提示してくるのは、直接ディオニソスを殺せ、それに尽きる。
「まったく、面倒な話になってきたな…仮にも神の成り損ないと奴らをまとめて潰すなど…」
「私の予想じゃぁ、多分『地の這う蛇』だけでは対処できませんと思いますわぁ」
「そうだがな。しかし魔術協会がそんなことを素直に聞き入れると思うか? そしてそれは俺も、だ」
「…まぁそうでしょうねぇ。坊ちゃまは魔術師界の希望ですしぃ、それで魔術協会も救われましたし、私ら魔術師も救われた」
「そういう事だ。強者たるもの、これは使命なのだ」
そう、これは彼にとっての使命。
神に近しい魔術師といわれ、幼いながら魔術師たちの父とあだ名された彼は、今日も子供たちである魔術師たちを守らなければならない。
たとえ魔術協会のやり方や人間が気に食わなくても、それはさほどアマンテスにとってどうでもいいのだ。なぜなら彼は既に『失敗』をしているから。
昔、彼はある命を救えなくて、そして今もなおその負の連鎖が続いているとわかってしまった。それを知った以上、もう無視などできない。彼女へも、自身の過去へも。
一瞬、脳裏に浮かんだ過去を呑んで、アマンテスはガロミラにこう告げた。
「ガロミラ、日本へと電話を繋げ」
「へ? 坊ちゃま、日本にお知り合いがいたんですか?」
「ああ、とても心強い相棒が1人だけ」
「その相棒様に助けを求めると? 大丈夫なんですかぁ?」
「大丈夫だとも。人探しは俺たちよりも得意だ」
「…はぁ、で。その人の連絡先は?」
「日本の国家特殊警察・『新選組』の土方幹行だ。恐らく上にかければすぐ繋げるはずだ」
「了解しましたぁ」
そういってガロミラは国際電話をつなぐために一旦部屋の外へと出た。そして誰もいなくなったこの部屋で、アマンテスは一言だけぽつりと呟く。
「…待ってろ、クラン。絶対にお前だけは救ってやる」
アマンテスの口から出たのはある少女の名前。彼が過去に救えず、ただ捨ててしまったかわいそうな少女。
今度こそ彼女をこの世の絶望から救うと決意して、アマンテスは手にとっていた本を机へと静かに置いた。まるで子供の頭を優しくなでるように。
お久しぶりです、織坂一です。
かなり遅くなって申し訳ないのですが、ようやく後日談が開始となりました。
この後日談は第二部の「Will I change the Fate? ~Requiem~」へと繋がるもので、実は第二部で描かれていない部分の補間を込めて掲載しています。
今回はアマンテス視点なのですが、この後はアマンテスが新選組を頼り、いよいよ次は土方さんへと話がバトンタッチされます。
あまり深くは語りませんが、彼がなぜ死ななければならなかったのか、彼の死に含まれる意味も語っています。
この回で覚えておいて欲しいのは坂村の術式もなのですが、本文にある“全能神”、“豊穣神”、“架空神”の3つの神の名を冠する術式(というかそれらを使役する魔術師)の事ですね。
アマンテスこそ神に近い魔術師といわれていますが、この3人の魔術師は神のその力を宿したと一般的にいわれている人たちです。
尚、“架空神”は数年前に亡くなったため、今は不在。つまり“全能神”である坂村と“豊穣神”を宿す魔術師しかいないわけですね。
ちょっと後日談は内容が内容なので、少し長くなってしまうのが申し訳ないですが、なんとか見届けていただけると幸いです。
では、またお会いいたしましょう!
織坂一




