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「はい、やって参りました私の私強えぇ物語。さあ早速やっていきま」


『ちょっと待ちなさいルチアちゃん』


「何でしょう女神様」


『貴女ね、これは可笑しいでしょう?幾ら何でもこの始まり方は無いと思うの。普通はトラックに轢かれてからとっても美しい大天使美女』


「はいはい、そうですよね。普通は女神様とかに転生させられて力を手に入れて無双したりとか、勇者御一行の余り物とかになって転移しちゃってハーレム築くとかとかとか、ええ、よく分かっています。

しかし女神様、私はそうしない!何故か!」


『何故です?』




「面、倒、臭、い」




『…。』


「確かに皆描写を頑張っている、心情とか錯綜する友情とか怪しさ満点の姫様とか雑魚い勇者様とかとかと、分かっているのそんな事。


でも私は眠い!


どうしてリアル大変なのにそこに拘らなきゃいけないのか!」


『ならどうして物語始めたのルチアちゃん』


「え?やってみたかった。」


『うん、貴女を選んだ私がバカだったわルチアちゃん。』


「…というメタ発言は聞かなかった事にして。

トラック事故に巻き込まれた私は心優しき女神様に転生させて貰える事になった。無双出来る力を携え、完璧な容姿も手に入れて、美しい女神様から授かりしルチアという名の下に、良い奴も悪い奴もギッタンバッコンと倒していく。そんな雄大な物語が今、始まる。

…もういいかしら?」


『ツッコまないわよ』


「さて、改めましてやって参りました私の私強ええぇ物語。この物語は始まりの国”アイリット国”に私が転生&転移した所から始まります。」


『ちなみに今の国名に20分掛けたわ。

というか貴女、転生&転移って意味が分からないのだけど。』


「メタ発言やめて下さい。

はい、そうですね。詳しく言うと、まず女神様の所でキャラメイクをし、その状態で勇者召喚魔法を乗っ取って無理矢理横入りした形ですね。

つまり私は今異世界風にキャラメイクし終えた形で勇者召喚されています。」


『なんて説明が面倒なの。何故そんな事したのかしら』


「転生すると赤ちゃんから始まり、転移すれば黒髪黒目和名のモブ感から始まる、このデメリットを容赦出来なかった。」


『…。あ、そう。』


「…というメタ発言は消し飛ばして。

女神様にはある思惑があった。このアイリット国は異世界から多くの者を召喚している。その多くは勇者となり野に散ってはいくが、しかし、少数の勇者は勇者である事を放棄してハーレムを作り、子を作る。

この世界の管轄を任される女神様は、自分の管轄外の生き物がこの世界の均衡を乱すこの事態を重く見て、或る作戦を練った。」


『初耳だわ。』


「メタ発言はやめて下さい。

女神様の作戦、それこそが私、ルチア・アリスロッドの誕生だった。地球という名の管轄外から来る者は同じ星から呼び寄せた魂で仲裁するっていうね。

でもそのまま転移させたら管轄外の生物一つ増やす事と同じになってしまうから、死んだ魂一つ引っこ抜いてきて管轄内にキャラメイクした後、この世界に放り込んだって訳。

で、倒したいのは勇者でしょう?だから同じ勇者になっておいた方がいいと思って、召喚魔法弄って私を城に召喚させた、と。」


『ちょっと待って』


「覚えられないとかやめて下さいよ女神様」


『いえ、そうじゃなくて、、

…面倒臭くない?この話。

パパッとやるには適していないわ』


「…出ました作者の無駄に細かい設定にしてしまう悪い癖。」


『出過ぎじゃないかしら』


「この話の冒頭を書いている時にはそんなつもり無かったのに書いている最中に増えてしまう作者のインスピレーション力の高さが」


『細かくだけ細かくしておいてなーんにも考えてないのね分かったわ』


「…。まあ大丈夫ですよ、こんなのは裏設定で本当は私強ええぇをしたいだけですから。」


『大丈夫かしら…では貴女のステータスを見てみましょうか』


「え?」


『俺強ええぇモノなのでしょう?それとも何?まさか準備して無かっただなんて事は』


「んな訳無いじゃないですかぁぁぁぁぁあーほら、その、ええ、ええ、勿論、勿論ですよ女神様」


『…。』


「…。」


『はい、以上最終回でした。次に乞うご期待です。』


「だっ、出せばいいんでしょう!?出せば!ほら!出しますよ女神様!瞬き厳禁!

ほいっ!


…じゃなくて、ステータス!!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

HP :何か凄過ぎて数字などでは表せない

MP :表し切れないこの凄さ


攻撃力 :何と表現したら良いのだろう

防御力 :この、

魔力  :凄さ

素早さ :あの、

魅力  :凄い

運   :凄過ぎて


能力 :数字では表せない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




『いっぺん逝ったらどうかしら。』


「ご遠慮願いますね。」


『…はあ、作者ったら、見切り発射にも程があるんだから。』


「ちなみに作者はVRした事ありません」


『纏めて逝ったらどうかしら。』


「モ○○○はロ○○ド○ス亜種のぼっち討伐を最後に力尽きました。ド○○○は腐り切った腐臭のする死体が怖くて図鑑に載らないように全力疾走しています。」


『何故買った。』


「そこに夢があるから。」


『夢は夢を語るだけの技量ある者だけが語る事が出来るのよルチアちゃん。』


「作者に言って下さい。

さて、カンペを読んでいる間にそろそろ時間が来てしまったようですよ女神様。」


『本当だわ、作者に眠気が襲っているわ。』


「メタ発言はやめて下さい。

かくしてルチアと女神様はこの世界を救えるのか!次回!勇者召喚!乞うご期待!」


『滑ってるわよルチアちゃん。

ここまで読むだなんて恐らく相当の猛者だけど、もし気が向いたら次話も読んで下さいね?』


「いや、居ないって。」

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