表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

1話目 〜出会い〜

目に留めてくださりありがとうございます!

まだまだ拙い文章ですが、読んでいただけたら嬉しいです。 アドバイスや訂正すべき所などございましたら、改善したいのでぜひ教えてください!

小さいものって良いですよね!

  5月ももうすぐ終わりが近づき、だんだんと(もうすでに?)暑くなってきた今日この頃。

  わたし、小池都(こいけみやこ)はとてつもなく落ち込んでいる。今は学校から下校している最中なのに、まるでお気に入りの漫画の新刊が明日発売するのにあと1時間で地球が滅亡するときみたいに……。


「ほんっとに、今日はついてなかったなぁ……」


  そう言って思わずため息を零してしまった。5歳老ける……。


  カタッ


 ん? 何か蹴っちゃった?

  しゃがんで足元を見てみると、小さな‘‘おわん’’が転がっている。外側は黒く艶めいていて、内側は赤くムラなく塗られていてとてもきれいだ。


「うわぁ。すんごい綺麗じゃん、このおわん!

……よかったぁ。蹴っちゃったっぽいけど傷ひとつついてないや!」


  私が歩いている道は普通のコンクリートだから、転がって傷ひとつない事は有り得ない気もするけど、日頃の行いのおかげかな?と思い、思わずに安堵していた。


「あー、でもどうしようコレ? 見たところ近くに誰もいないし、落とした人ここまで戻って来なそうだし。なんか私、コレ欲しいな……。持って帰っちゃおうかなぁ〜」


  このまんまここに置いといて、持ち主が現れずにコケが生えてくるよりは、私が持ち帰ったほうがきっとこのおわんも幸せだよね!

  いつの間にか、落ち込んでいたことなんて忘れている。良い物をゲットした、と思って帰路を急ごうと思った都はすっくと立ち上がった。


「おい‼︎ちょっとそこの女、待てぇ!」


「……え?」


  なになに⁉︎ どこからか男の人の声が⁉︎ 周りだぁれもいないんですけど⁉︎

  キョロキョロ辺りを見回すが、男性なんていない。


「やだ! おばけ⁉︎ ゆーれい⁉︎ 妖怪⁉︎ あ、それともただの空耳⁉︎ 」


 軽くパニックなんですけど⁉︎ あんなはっきりした空耳ってあるん……


「何言ってんだよ!よく見ろ、下だ、下!

  見えてるんだろ?それともなんだ?馬鹿にしてんのか⁉︎」


  下……? パッと言われた通り下を向いてみると……


 わずか3cmほどの、仁王立ちをした美少年(?)がそこにいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ