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ボクのこと  作者: るい
22/22

お嬢様のこと

お嬢様のために、私は存在している。


私は、仕えることに喜びを感じ、

お嬢様が笑ってくださるなら何だってする。


覚悟ではない、当たり前の事だ。


身の回りのお世話、

雑事、厄介事、簡単な用事もすべて。

全てはお嬢様のためであり、

その為に自身が負うものは全て幸福だと思っている。


そして、私の存在価値を示してくださるのも、

当然ながらお嬢様だけなのだ。


私は何度だって嘲笑され、罵倒され、

お嬢様の意のままに辱められる覚悟だ。


……


いや、それは違う。


恥ずかしいと感じる気持ちだけは消せない、

だからいま、一つだけ嘘を吐いてしまった。


私は、お嬢様に辱められることを望んでいる。


お嬢様の気の向くままに弄ばれ、

お嬢様の声で、言葉で、指先で陵辱される。


それを幸福だと感じ、

お嬢様を以前よりも強く慕い始めている。


私は、執事失格だと思う。


だがお嬢様がそれを許してくださるなら、

許されている間は変わらずお仕えしたいと願う。


たとえ、歪んだ愛情だとしても。


お嬢様は、私の全てなのだから。




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