優しさ
で
私たちは、そもそも体力が少ないから10分たらずでバテてしまったのだ...
え?白い花が咲いてた?そんなことないよ。私は同姓愛者じゃないよ。
まったく、勘違いにもほどがあるよ。
「とういうか、ヒナ。さっきわたしで遊んでるって言った!!「で」って言った!「で」って!!」
なんで2回言った...
というか、覚えてたんだ...
「え~?そんなこといったっけ?」
...目をそらしてしまったっ!!
「あっ!目をそらした!ほんとうなんだっ!!」
くっ...おねぇちゃんこういう時に洞察力良くなるんだから...
...普段は鈍感のくせに。
「うわぁ~ん!!」
あわわわ...どうしよう...えと、謝らないと...
「あわわわ...えと、ごめんなさいっ!」
「そんなこと言ったって、私はヒナにとって『遊び道具』なんだっ!!『おもちゃ』なんだっ!!」
「違う!!」
「...え?」
「確かにおねぇちゃんをイジるるのはおもしろいけど、それはおねぇちゃんだからなんだよ!おねぇちゃんじゃないとこんなことしない!それだけおねぇちゃんと一緒がいいんだよっ!おもちゃなんかじゃないっ!!」
「ヒ、ヒナ...?」
「ひっぐ...それだけ私にとっておねぇちゃんは大切なんだよ...」
「ヒナ...」
うぅ...涙が...な、ないてなんか...
「冗談だよ。ヒナ、ありがと」
...抱きしめられた。
「うぅ...おねぇちゃんの...バカ」
「ふふっ、そうだね」
なんだかんだで、おねぇちゃんは優しいんだ...