濡れ場…じゃなかったり…なかったり…
そして私も同じように倒れていた。
「ハァ…ハァ…おねぇちゃん…」
「ひ、ヒナ…」
「もう無理、おねぇちゃん…暴れすぎだよ」
「だっ、だってヒナが変なところ触るから…!」
「えぇ?変なところって何処?」
私は少しはいじめるような感じでいった。
「えっ!?そ、それは…」
「それは…?」
「~~~~!!ひ、ヒナの意地悪っ!」
おねぇちゃんは顔を真っ赤にしてうつむいた。
…ヤバい…可愛い!
おねぇちゃん…今、すっごくかわいいっ!!
えと、何て言ったらいいんだろう…
こう、おねぇちゃんは見るからには、髪はストレートのロングで目が大きく幼さ残る顔つきで、私と同じぐらいの身長。胸は…
「な、なに見てるの…?」
「え!?いや、なにも…?」
ついついおねぇちゃんの胸を見ていた…やっぱ小さい。
で、でも、そんなおねぇちゃんが赤面してうつむくと私的『ズキューーーン』って文字が入ってもいいと思う。
え?血の運命によって戦ってる人たちの話じゃないよ?
「別にくすぐらなくたっていいじゃない…」
おねぇちゃんがつぶやいた。
「だっておねぇちゃんであそー」
「えぇ!?」
あ、やばっ、本音が…
「お、おねぇちゃんだって走って逃げ回らなくっていいじゃん!」
「だって、ヒナが追いかけてくるんだもん!」
私がおねぇちゃんを押し倒した(?)あと、おねぇちゃんが逃げ出したので、追いかけた。
つまりおいかけっこをした。