51/56
リナリアの誕生日
冬が来て、誕生日を迎えた。
家で大きな誕生日パーティーが開かれて、くたくたになった次の日に孤児院に行く。
例年通り、孤児院では私のお誕生日パーティーを開いてくれた。
「リア様、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう、みんな」
みんなからお祝いの言葉とプレゼントをもらう。
幸せな気分で二回目のお誕生日パーティーを心から楽しんだ。
楽しい誕生日会の後、ジェネラス神父様に手招きをされて近寄る。
「どうしました?ジェネラス神父様」
「その…兄君から聞きましたか?」
「え?」
何をだろうか。




