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ジェネラスの想い

貴女のために、神に祈りを捧げましょう。


私はジェネラス・ストレイシープ。神父です。神にこの身を捧げています。


そんな私は、教会の腐った体制に憤りを感じていました。教会の方も、真面目に真摯に神に祈りを捧げる私を疎ましく思っていたようです。


とある公爵家のご令嬢…リア様が孤児院を開くことになると、私は体良く左遷されました。しかし、そこで聖女に出会ったのです。リア様は、私財を恵まれない子供達の為に投げ打つ聖女と呼ぶに相応しい女性でした。見た目の美しさもさることながら、その内面の美しさに私は心を奪われたのです。


それから、少しずつ子供達を受け入れて、子供達を慈しむリア様を見るたびに、私はますますリア様に惹かれていきました。


しかし私は神父。神にその身を捧げた者。この恋は禁忌なのです。だから私は、この恋を封印しています。そして、せめてリア様のために良き神父、良き院長で居られるように祈りを捧げています。どうかこの恋が、いつか穏やかな祈りに変わりますように。

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