ガードの日
今日はガードの日。やることはわかっているけれど、それもまた楽しみ。
「ガード!来たわよー!今日は何がしたい?」
「もちろん魔法剣術の稽古」
「わかったわ!任せて!」
ガードは将来騎士になりたいらしいので毎月この日には魔法剣術の稽古をつけている。といっても、私は魔法は得意だけど剣術はからっきしなので教科書通りの指導しか出来ないけれども。
「リア。手合わせしてくれないか?」
「どうして?私、剣術はからっきしよ?」
「でも魔法は得意だろ?」
「まあ、そうだけど…」
「絶対に、怪我はさせないから」
「わかったわ。やってみましょう」
ということでガードと手合わせです。ガードは剣術が得意ですが魔法はまだまだなので、なかなか私との距離を詰められずにいます。私は魔法が得意なので、長距離戦に持ち込めば負けることはありません。ということで私が勝ちました。勝った後、少し休憩を取るとまた手合わせをせがまれたので、せがまれればせがまれるだけ手合わせをしました。すると少しずつ強くなっていくガード。きっとガードは魔法剣術の天才です。
「その…今日は、付き合ってくれてありがとな、リア」
「どういたしまして。それにしても、ガードは手合わせすればするだけ強くなるね。魔法剣術の天才だね!」
「…ん。ありがと」
顔を赤く染めてぷいっと横を向くガード。可愛らしい。マジ天使。尊い。好きすぎて辛い。
「他に何かすることはある?」
「…。一緒にいろ」
「それだけ?」
「うん。…好きなことしながらでいいから、俺の部屋で二人きりでいて欲しい」
もう!なんて可愛いの!天使か?天使ですねわかります。
「じゃあ、一緒にお部屋に行きましょうか。おやつを二人きりで食べましょう?」
「うん、わかった」
こうして私達は、ガードの部屋に入って二人でおやつを食べて、本の読み聞かせなどをして、一緒に過ごしました。最後には添い寝までおねだりされてしまいました。もちろん返事はYESです。安心して寝てしまうガードが可愛くて仕方がないです。そして珍しく甘えてくれるガードが可愛らしいです。やっぱりガードの日は天国です。もう本当にガード天使。可愛い。尊い。好き。
こうしてガードの日は無事に終わりました。今日もガードが可愛くてとても心がほっこりしました。




