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市内RPG  作者: ユーハク
8/10

8 会心の攻撃

福井丘県子郡市。市役所発の魔王討伐に、高校生勇者がゆるーーく挑む.。

ぼくとヒラとヤスの3人は、同封されていた武器を持って集まった。


ぼくとヒラは木の棒。ヤスはプラスチック?なかなか硬そう。


この違いは何だろう。職業の違いか?

ぼくは勇者。ヒラは魔法使い。ヤスは戦士。


ヒラは木の棒を振り回しながら言った。

「これはヒノキの棒だね。ヒノキボー。ほら、ホームページに書いてある」

そう言って、子郡市のホームページをケータイで見せてくれた。ホームページには、「ヒノキボー、初心者の武器」と書いていた。

「あった、ヤスのはバトルステッキ、これだ」


ヒノキボーは振るとヒュンヒュン鳴るのに、バトルステッキはブンブンと鳴り、音が重い。ステッキと言っても、ダイヤ型をしているので、意外といろいろ切れるようだ。ヤスは近くの木の枝を叩き落としてみた。


バキッと音がして、枝が落ちる。

「なかなか使えそう」


「ちょっと貸して。」ヒラが言った。

「いやー重くない、コレ」

「あー、重い?そんなにないけど。オレ、戦士だから。」ヤスが応えた。


「武器もケータイに登録するみたいよ。登録するとなかなか使いやすくなる」


なるほど。武器も魔法と同じで、ケータイに登録するんだな。そうすることで使えるってわけだ。と言うことは、防具も登録するんだろうなー。


ヤスはバトルステッキをブンブン振っていたが、何度かズババッと音がする。どうやら会心の攻撃らしい。


ヤスは気持ちが昂ってきたようだ。

それにつられて、ぼくも魔物と戦いたくなってきた。


弱い魔物お願いします。スライムなんか駅前にいないかな。

「9 スライム」に続く。

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