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市内RPG  作者: ユーハク
6/10

6 勇者誕生?

福井丘県子郡市。市役所発の魔王討伐に、高校生勇者がゆるーーく挑む。



次の日、郵送で通知が届いた。


「宅急便です。サインをお願いします。」


小包を受け取った。小包には、なぜか40cmくらいの木の棒が入っていた。

「これで、戦えってこと?」

それから、封筒には3枚の書類。書類は、勇者登録通知書、活動と報告の手引き、保険加入のお願いだ。


勇者登録通知書は、あなたは今日から勇者ですと書いてあった。少し立派な紙に市長の名前と印鑑が押されてあった。


活動と報告の手引きには、バーコードがあってケータイで読み取るように書いてあった。読み取ると、すぐに登録確認画面にログインさせられ、本人を確認した後、認証されたようだ。ケータイには勇者としての身分証明書が送信された。魔物を倒したら写メして送信する。ポイントが貯まったら、レベルアップする。そんなしくみらしい。レベルアップ後に覚えた魔法もケータイの電波を通じて現実化されるらしい。必要経費もケータイで落とされる。何でもケータイでいける時代だ。


保険加入のお願いはとても重要なものだった。けがしたときに保険が適用される。しかし、活動費から引き落とされるとのことだった。残額に気をつけないと治療してもらえない。恐ろしいことに死亡保険もついている。これは返信の必要があったので、書類に名前を書いて、近くのポストに投函した。


家に帰ると、ヒラから電話があった。

「手続き、終わった?」

「今、保険の書類をポストに入れてきた」

「今から集まらない?」

「じゃあ、1時間後に子郡駅前」

「棒とケータイ、忘れずに持って来てよ」

棒?あー、同封されてた木の棒ね。


1時間後、3人は揃った。


いろいろ確かめたいこともある。ぼくは本当に勇者になったのか。

「7 火の呪文」へ続く。

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