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市内RPG  作者: ユーハク
5/10

5 勇者登録

福井丘県子郡市。市役所発の魔王討伐に、高校生勇者がゆるーーく挑む。

 池木下さんは青いファイルを開いて、登録用紙を取り出した。

「3人がパーティー?」

「そうです」

ヒラが言った。

「ここに、名前、住所、連絡先、希望職業を書いてね。キミたち、高校生?なら、保護者と連絡先もね」

「名前、住所、連絡先、、、希望職業?これ何ですか」

ぼくが尋ねると、池木下さんは

「勇者、戦士、魔法使い、僧侶、盗賊、武闘家から選んでね。あ、パーティーに一人は勇者が必要だから、相談してね」

と言った。


ヤスを見ると「戦士」を選んでいた。

「ヤス、戦士なの?」

「オレ、剣道部だから。やっぱ戦士でしょ」


ヒラを見ると「魔法使い」を選んでいた。

「えっ、ヒラは魔法使いなの?」

「魔法でズバズバ、やっつけたい」


それを聞いていた池木下さんが

「パーティーに勇者がいるよ。話し合ってね」

と言った。二人に話し合うつもりはないらしい。しかたなく、「勇者」を選ぶことにした。


ぼくらは登録用紙を池木下さんに手渡した。池木下さんは

「審査がありますから、正式な活動は明日以降、審査結果の通知の後からになります。通知はメールと郵送です。」

と言った。


市役所を出て、お昼を過ぎていることに気づいた。

ぼくらはハンバーガーショップでハンバーガーを食べた。


ハンバーガーショップに行く途中、歩道にスライムが横たわっているのを見つけた。魔物には不必要に危害を与えてはいけないので、反対の歩道に渡ってやり過ごした。


明日からはやっつけられるはずなんだけど。

「6 勇者誕生?」に続く。

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