3.ダンジョンマスター
「…っはぁー」
ダンジョンマスターってなんぞや。って事で、情報を整理してみよう。
・ダンジョンマスターは"ダンジョン"というのの管理者
・"ダンジョン"には核が存在する(ダンジョンコア)
・ダンジョンマスターは核を破壊されると自動的に消滅
する
・ダンジョンマスターは核関係無しに生命力が尽きると
普通に死ぬ
・ダンジョンポイント(DP)を消費して様々な物を発現
させられる(自身の知識によって物のレパートリーが増
減すると推察)
といったところだろうか。ダンジョンコアは死守だな。いや、死んだら意味無いか。
肝心のDPを得る方法は…
・ダンジョン内の敵の殺害
・ダンジョンコアへ魔物の死骸を吸収させる(魔物の強
さによりポイントは変動)
・自然発生(1時間につき6ポイント)
いくらダンジョンといっても、食物連鎖という自然の摂理からは逃れられないようだ。ダンジョンの防備をガチガチにして、ポイントを自然発生に頼るのは止めておこう。
ーーなんだろう、先程の激痛のお陰か、普通なら混乱するだろうトンデモ内容がスラスラ頭に入ってくる。
先に言うのを忘れていたが、この世界は地球、いや自分の知っていた銀河系とは全く違う。よくラノベで読んでいた剣と魔法のRPGのような世界だ。人間や亜人、魔族のような様々な種族や、"魔物"と呼ばれる者達もいるようだ。ド〇クエのスライムがいい例だ。
そして、ステータス。
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名称:ミナミ
種族:亜人(未定)
年齢:1
Lv:1
HP:500
MP:2000
筋力:670
敏捷:700
知力:700
スキル:言語翻訳 鑑定眼
ユニークスキル:幸運
固有スキル:ダンジョンマスター ■■
称号:ダンジョンマスター 転生者 善人
備考:異世界からの転生者。種族未定。
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本当にファンタジーって感じだな。MPがバカ高いから、魔法使い系の役職が向いているのかな?
称号が色々と凄いな。おや、詳細が見れるようだ。
ダンジョンマスター:ダンジョンのマスター。箱庭の主。
自身が治めるダンジョン内でのステータスが1.5倍。
転生者:異世界からの転生者。■■の神■■の意志によって転生させられた。
オプションとしてスキル 言語翻訳と鑑定眼を付与。
善人:不殺で且つ慈愛に満ちた人物に送られる称号。
戦闘時に殺意の大きさに反比例してステータス上昇(最大1.5倍)
ほ、ほぉ。情報過多で混乱してきたぞー。
その付与されたスキルも見てみよう。
言語翻訳:あらゆる言語を自動翻訳し主に届ける。パッシブスキルで、魔力消費なく常時発動。
※■■様によって付与されたスキルの為、消去や窃盗などの干渉は無効化される。
鑑定眼:物の質や他者のステータスの鑑定が可能。
※以下略。
自分のステータスは鑑定眼関係なく見れるようだ。てか以下略ってなんやねん。
はあ、少しずつ慣れるしかないのかな。今日も寝よう。