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プロローグ〜あれ?俺、ロリ風少女になってます〜①


「……んふぅ…んん」


窓から降り注ぐ日の光によって微睡の中から意識を覚醒させる。


ゆっくりと瞼を開いたその目に飛び込んできたのは随分と古びた木造の屋根。

……いや、いくらなんでもボロすぎない?隙間から空が見えてるんですけど…。


そんな事を寝起きながらぼんやりと考えながら、普段なら絶対にありえない景色を写す瞳を擦り一言もらす。


「知らない天井…」


人生で一度は言ってみたかった台詞のベスト10に入っている言葉を口にして思わず口元がニヤけるが……それはそれとして


















ーーーいや、ほんとここどこだよ!







そう1人ツッコミを入れながらガバッと勢いよく起き上がった。

勢いがあり過ぎたからか腰まで伸びていそうな重みのある長い髪が重力に従って激しく揺れる。


………ん?長い髪??


その疑問と同じく


……視界が悪い。

前髪のせいでほぼ視界が遮られている。



「……ん。私の髪の毛こんなに長かった?…………!?」


疑問を口にした途端、先程までとはまた別の衝撃が俺を襲った。


「声が……高い…?」


疑問を口にすれば、それが答えかのように自分の口から現実という名の答えが紡がれる。


焦る気持ちを無理矢理に抑えて周囲を見渡す。

部屋は3畳程の広さで部屋の中にあるものは布団と枕と布団と…布団と…えっと……ああ、ダメだ、一旦落ち着こう……すぅ・・はぁ・・すぅ・・・はぁ・・・よし!落ち着いた…はず。

他には何が…部屋の片隅に全身鏡がおいてあるな。というか布団一式以外には鏡しかない。



しかし、と俺は物思いに耽る。

全身鏡もそうだが……俺は改めて天井を見上る。そして再度周囲を……うん、さっきも思ったけど、屋根だけじゃなく部屋全体がボロボロだな。

比喩でもなんでもなく雨が降ったら雨漏りは必須だろう。


それはともかく鏡があるのは幸いだ。

俺は現状どうなっているかの確認の為、急ぎ布団から這い出て鏡へと向かう。


這い出て最初に気づいたのは視線が妙に低い事。

少なくとも30歳男の目線じゃない。


早る気持ちを抑え鏡の前に立った俺は驚愕のあまり言葉を失った。


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