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飛竜と義弟の放浪記 -Kicked out of the House-  作者: ひつじ雲/草伽
六章 帰省の決意は唐突に
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ありふれた日常の為に、恐怖の大魔王と対峙する .3

 

 倒れて伏せる俺と、それにのしかかるカミュ。傍から見たら、兄弟喧嘩レベルのくだらない騒ぎにしか見えないと思う。多分。

 ……俺らにしてみたら、そんな平和な光景じゃないけどな。


「カミュ」


 じろりと最初に睨まれたのは、俺の背中にいた姿の方だった。まあ、当然と言えばそうだろう。

 カミュは俺がいなくなってから、他の従業員の上に立つ責任のある立ち位置の筈だ。ならば真っ先に、事態を問われるに決まっている。


「これは何の騒ぎだ」


 静かな声に問いかけられても、カミュが怯む筈がない。

 ふうと溜め息をこぼすと、俺の背中から退いてくれた。つまらなそうにこちらに一瞥をくれ、室内へと踏み入れる。


「べっつに~? 非常識な訪問者が、空から急にやってきてルディスに会いたいとか言い出すから、皆で()()()()()いただけだよ?」

「そうか」


 「へえ?」 って喉まで出かかって、慌てて飲み込んだ。

 こいつ、ほんとよく言う。引き留めるどころの騒ぎじゃなかっただろって、訴えるのもバカらしい。


 改めてこちらに鋭い視線が向けられる。立てって、目線で言われた気がした。

 のそのそと身体を起こす、この僅かな時間が気まずい。


「お引き取りしてもらおうと思ったのに、ここまで来ちゃったんだもん。仕方ないでしょ? そういう約束しちゃったし?」

「……まあ、いいだろう」


 背中に乗っていたそいつを恨みがましい目で見てやれば、既にどっかりとソファに身を投げ出していたところだった。なんでこいつ、こんな場面でもそんなに(くつろ)げるのか。心の底から問い(ただ)したい。

 俺なんて、今からでも逃げ出したいくらいだって言うのに。


 入れと顎で促されて、一瞬気持ちが負けそうになる。それでもぐっと腹に力を込めて前を見据えれば、逃げたい気持ちも少しは和らいだ。

 大丈夫だ、落ち着け。やる事は決まっているんだ。

 目的を反芻することで、散漫になった立ち向かう気持ちをどうにかこうにかかき集める。



 久方ぶりに見た親父殿に、変わりはないように見えた。

 灰色の瞳に射抜かれると、鷹に狙われた鼠の気持ちがよく解る。どうあがいても、確実に攫われて食われる。そんな気がしてならなくなってくるから、正直言って怖い。ぱくっと一口ですわ。


 そろそろ初老は迎えていると言うはずなのに、マフィアのボスさながらの威圧感は、この界隈で一目置かれている存在だけあるってものだ。甘ちゃんの俺には、長年この下に付いていた経験がなければ間違いなく失禁もので笑えない。

 ……マフィアのボスがどれくらい恐ろしいかって、よくわかんねえけどな。そもそも。


「ぁ……のさ……」


 それはさておき、先手でものを言おうとして失敗した。

 一瞬で緊張してしまったせいで喉が締め付けられて、声は意味をなさない喃語(なんご)にしかならなかった。


 胃が痛い。腹の真ん中をねじって引き絞られているかのように、きりきりと勝手によじれている気がしてならない。

 そのせいだろうか。だから息を吸うのも、こんなに辛いに違いない。



 覚悟はとっくのとうに決めて来た筈だというのに。絶対親父殿に、無能だの目障りだの、言われたことを撤回させてみせるって心意気で来たというのに。……どうやって説得しようかなんて、シミュレーションまでしたというのに。いざこうして顔を合わせてみれば、既に考えていた()ニュ()()()は崩壊しているし、もう逃げ出したくなっている自分がいる。


 親父殿と話すことがこんなに怖いものだったかと、一瞬首を傾げたくなった。でも同時に、さっきから感じている例の胃の上のあたりを掴まれたようなに痛みに、ここを飛び出したあの日の事を思い出した。



 ああ……そうか。なんて。

 この緊張の原因に、妙に納得してしまう。

 

 あの日逃げるように出てしまったから、ここに立つとフラッシュバックしてこんなに怖く感じてしまうのか、と。

 あの日逃げてしまったから、あの時と同じ恐怖が俺を追い立てようとしているのか、と。


 ――――――冗談じゃない。


 俺はここからまた逃げるために来た訳ではないんだ。

 過去の清算。そのために、わざわざ乗り込む暴挙に出た。

 『覚悟』は、とっくに決めている。今度こそそれを再認識した気がした。



 深く、無理矢理肺を押し広げるようにして息をする。緊張が少しだけ、腹の底にある僅かばかりの空間に、どうにか落ちてくれたような気がした。

 灰色の鷹のような目を、まっすぐに見据え返す。その視線から、もう逃げない。


「思っていたよりも元気そうじゃねえか、ディオ」


 改めて口を開こうとした瞬間に、俺が落ち着くのを待っていたのか、今度は逆に言われてしまった。

 思わず、言葉を失う。あまりにも世間話過ぎて、拍子抜けしたってのもある。


「あ……ああ、お陰様で」


 最後に会った……というか、遭遇しそうになったのは、親父殿がジジイのギルドにやってきた時くらいか。あの時は優しい声の親父殿が怖すぎて隠れたものの、今ならあの声が、少なからず暴君としてのものだけではないって思える気がする。

 父親として、ホントに心配してくれていたのかもって、今更ながらに思えてくる。うん。


 例え俺の都合のいい解釈だったとしても、発言する勇気をもらった気がした。

 もう、焦る必要もなくて、肩の力がすとんと抜けた。



「――――あの日から、ずっと考えていたんだ。親父殿に言われたこと」

「なんだ」


 例え勇気をもらっても、これを自分で言うのはいささかツラい。でも、言わなければ始まらないんだ。


「その……俺が本当に、何の役にも立たないクズでしかないのかってことについて、さ」

「あっは! 何を今更言っているの? 事実じゃない!」

「カミュ」


 けらけれと笑われて、折れそうになる。事実過ぎて否定が出来ない。逃げ出したい。


 今言わなければ、きっともう、俺は言えない。

 そんな気がして、焦りに駆られてしまった。


「っ、俺にだって! どんなに小さな事だったとしても、出来る事はあるんだって、外に出て初めて知った。教えられたんだ。……出来ない事だって当然多いけれども、そこは()()()が手を差し伸べてくれる。助け合える。だから、俺自身は逃げていたものと、ちゃんと向き合って行こうって思えたんだ」


 一息に捲し立てるよう、吐息を零してどうにか続く。


「だから今、俺はここに戻って来た。ラズ達のお金の事ももちろんある。でも、それ以上に、俺自身が! 親父殿から逃げたくないって、そう思ったんだ」


 ああ、言えた。

 そうしてホッとしたのも、束の間だった。


「で? それで、この訪問か?」

「うっ…………!」


 切り返された言葉がすっげー痛い。一刀両断って、この事だろうか。

 ぎりぎりのところで持ちこたえようとした俺のメンタルも、ダメージが大きすぎて胸が痛い。可視化すればきっと、生まれたての小鹿のようにぷるぷると小刻みに震えているのは間違いないだろう。


「その、事前に連絡しなかったのは悪かった。でも、そうしないと親父殿は会ってくれなかったんじゃないか?」


 そうだろう? って。立て直そうという思いからやっとの思いで尋ねれば、じっと見返されるばかりだった。

 その視線の前には、嘘なんて通用しないぞと言われているようで居心地が悪い。据えられた視線に身じろぎすら躊躇って、でも直立を保とうとすれば、かえってまっすぐ立つことが難しくなってきた。


「はっ!」


 不意に鼻で笑われて、気まずさが増す。ぎしりと椅子が唸りを上げて、親父殿は椅子に体重を預けてこちらを見下ろした。


「変わったな、お前。……多少は」

「え?」


 一瞬何を言われたのか解らなくって、間抜け面を晒していた。


「逃げ腰は相変わらずだが、真っ先に逃げる癖が無くなったな。鬼気迫る状況で、少しは最善をどうにか考えられるようになった。そこは、褒めてやるよ。どうだ? もう一度帰ってきて、ここで働く気はないか?」

「ルディス?!」

「なっ……!」


 親父殿の言葉に驚いたのは、俺だけじゃない。俺よりも、カミュの方が驚いたらしくて、がたっと音を立てて立ち上がった姿は信じられないものでも見るような顔をしていた。


「もちろん、お前が使役している飛竜も奴隷も、そのままお前のものでいい。ラングスタでもう一度、お前の手腕を奮おうとは思わないか」

「それは……」


 突然の提案に戸惑ったのは言うまでもない。

 まさか、話を切り出した矢先にそんなことを提案されるなんて、思ってもみなかった。


 でもそれもわずかな時間の事。カミュにぎろりと睨まれて、思わずたじろいでしまった。

 いつも油断ならない、やんわりと笑みを浮かべているというのに。その表情から初めて完全に笑みが消えていて、焦らない訳がない。憎くて、いっそのこと俺という存在そのものが、微塵も残らないように消してしまいたい。そんな風に言わんばかりだった。


 ……いや。いやいや。いやいやいや。

 とんでもない提案を言ったの、俺じゃないから。こっち見ないで。あっちだから。親父殿だから。


 カミュにこれ以上恨まれるのは、正直身の危険しか感じ得ないから勘弁してほしい。

 ――――でも同時に、しみじみと思う。こいつ(カミュ)にとって、それほどここが唯一無二って言える場所なんだなあ、と。


 そう思い至れば、自然と苦笑してしまっていた。カミュにしてみれば不快でしかないと思う。でも、こいつにも可愛いところがあるじゃないか、なんて思ってしまった。

 俺とおんなじように大切に思う場所があって、それがここラングスタなのか。たまたまそこに俺が収まってしまえる場所であるせいで、ずっとやきもきしていただけなのか。


 ……なあんて、当人に知られたらただじゃ済まないことまで想像してしまう。


 もしかしたら、俺の都合のいい解釈なのかもしれない。でも……だとしたら、こいつが心配するような事は何もないし、俺の答えは考えるまでもなく決まっている。

 深呼吸を一つ、二つついて気持ちを落ち着けた。


「親父殿」


 睨み付ける姿にひやひやしながらも、俺が応えるべき姿を真っ直ぐに見据える。


「あんたにそう言ってもらえて、すっげえ嬉しい」


 思わず口元が緩んでしまったのは仕方がない。カミュの視線が後頭部に刺さっている気しかしないが、それでももう、俺は負けない。


「でもさ、今の俺には俺のやるべきことがある。見込みがあるからって買ってくれようが、そこを譲るつもりはない」


 だから、戻る気はない。そうきっぱりと告げてやれば、溜め息と共に初めて視線が反らされた。

 緊張が走る。次には何を言われるんだろうって、身構えずにはいられない。



「――――――ま、いいだろう」


 静かな声は、やはり端的で。でも、ふっと口元に笑みを浮かべられて、勝手に心底安堵する事が出来た。


「どうせお前ならそう言うだろうって思っていたからな。これ以上の説得は時間の無駄だ。なら、お前の商談をしようじゃないか」

「ルディス……! 本当にこんなのからお金を受け取るの?!」


 非難の声は当然上がる。親父殿はそれを目線だけで諌めると、足を組み換え身を起こした。見据えているのは、俺じゃない。


「カミュ。お前が巻き上げれる理由を、全部無かったことにしたんだろ? ならば、これ以上責めるのは筋違いだ。違うか」

「っ…………そう、だけどさあ!」


 カミュにしてみれば、俺の成すこと話すこと不満でしかないのだろう。

 思い通りにいかなくて不満を爆発させる子供のように、頬を膨らませている。だけれども正直、いい年した野郎がそんな事してみても可愛げも何もない。

 っつか、ある訳ないし、あっても気持ち悪い。


 そんな姿に一瞥をくれつつ、親父殿は至っていつもの調子でまた、椅子に寄りかかっていた。


「それに、ここから持ち出した対価を、あくせく稼いできたから払おうって言うんだ。断る理由がないだろ」

「あ…………」


 その言葉には、一瞬言葉を失った。見開いた目から、思わず涙が出るかと思った。

 親父殿に認められたような、そんな気がして泣くかと思った。


「ありがとう、親父殿」


 追い出されて、一念発起して。いろんなものに巻き込まれて、命の危険にさらされてひやりとした事なんて、一度や二度じゃない。

 そもそも抱えた爆弾(義弟)の威力が凄まじかったけれども、俺が俺であり続ける事で乗り越えることだって出来た。不安じゃなかった日なんて、正直に言ってしまえば一日だってない。いつだって、この世界の命の軽さに怯えていた。


 ――――でも。

 それも今、全部報われた気がした。カミュには未だに呆れられているが、俺には今の言葉だけで十分だ。喜ばずにはいられない。

 多分、親父殿にじっと見られていなかったら、跳び跳ねてしまったところだ。未だにこちらに観察するような視線を向けられては、自重せざるを得ない。むずむずする。


 俺が大人しくなるのを待っていたのだろう。ぎしっと、椅子が軋んだ。親父殿がデスクの上で手を組んだせいだ。


「だがディオ。代わりに一つ、こちらからの要望も受けて貰う」


 告げられた言葉に、緊張しない訳がない。こちらの要件を全面的に飲む変わりに出される提案なんて、嫌な予感しかしないだろう。


「あ、ああ……。俺の出来る範囲の事なら……」


 せめて俺の心が折れるような提案はして欲しくない。そんな思いから恐る恐る頷くと、親父殿は俺の恐れも見透かして、鼻で笑った。


「お前今、ヒトを運ぶ運送屋をやってるらしいな」

「っ、ああ……。誰かから聞いたんだな」

「誰か? あんなもん聞かずとも手に取るように解る」


 隠す気あったのかって訪ねられて、ぐうの音も出ない。もう黙ります。


「ギルドに籍を置いてるみたいだが、拠点すらも持ってないんだろう。ならばウチと契約しても、問題ないな?」

「えっ」

「ルディス!」


 予想していなかった提案に、驚いたのは俺だけじゃない。本気なの?! って声を上げたカミュに、俺も(おおむ)ね同意する。

 拠点って、拠点てさ。それは嬉しいけど、でも、この話を受ければ、否応なしにこの場所を中心にせざるを得ない事になる。

 問題ないなって言うけれど、実質俺に了承は求めていない。ほとんど決定事項にしか聞こえなかった。


 だが、親父殿は俺らのリアクションなんて知った風もなく、いつもの調子で引き出しから書類を出していた。

 あ、うん。もう用意出来ているんですね。流石です。俺は何も言えません。


「てめえには時々、遠方に届ける奴隷を運んで貰う。報酬は払おう。ギルドの裏通りにある家は覚えてるな? そこをてめえに格安で貸してやる。いつかてめぇが買い取ってくれれば、御の字だ」

「裏通りのって……もしかして」

「そのもしかして、だ。お前、気に入ってたな? 悪い話じゃないだろ」


 心当たりがない訳じゃなかった。けど、ただひたすらに信じられなかった。


 裏通りの家は、だって、俺が本当に初めてこの街に来た時に、ラングスタがあった場所なのだから。まだここまで規模が大きくなかった頃、親父殿の直接の指示で右に左に奔走した場所だ。

 もうとっくの昔に手放して、見知らぬ誰かのものになっているのだとばかり思っていた。それを、俺に貸し出す……て。


「さあ、どうする?」

「どうするって、そんなの……!」


 断る理由が、見つからなかった。

 俺の表情に意を得た親父殿は、ならばと改めた。


「細かい取り決めは、後にするか。先に、てめえの方を片付けよう」

「あ……ああ」


 こんな大切な事、ラズやエンマなしに決めてしまっていいのか悩む。でも、断る理由もすぐに出ない。

 ならば……。ずっと、恩を返したいって思ってたこの気持ちが、俺の望むやり方で返せるならば、この提案は本当に悪くない。


「それで?」


 ――――――――ただ、うん。

 そう、思ったのだけれども。


「ディオ。お前、肝心の金はどうした?」

「え? …………あ!?」


 よりにもよって、最後の最後で失敗したことに気が付かされた。


「え、ええと……。その、エンマの背中に……あるか――――いや! いやさ! 急にこんな風に駆けこむ事になるって、思わなかったから! そのせいでちょっと段取り狂ったっていうかさ!!」

「はあ?! ちょっと、俺のせいにしないでくれる?!」


 とつとつと呟けば、親父殿には胡乱気な視線をよこされて、カミュからは非難の声をぶつけられる。気まずくって頬をかけば、呆れられて溜め息をつかれてしまった。


「はあ……これだからてめえは、詰めが甘いって言われんだよ」

「あは……ははは…………」


 ああ、これはやばい。

 やばいやばいやばい。


 今までで一番気まずく思う。背中でべとっとした汗が一気に噴き出したのが解る。


 じりと一歩後退れば、恨みがましい視線を向けてくるカミュが目に入ってコワイ。

 親父殿はさっさと行って来いと言わんばかりにもう、頭を抱えてうなだれている。でもそれ以上に怖いのが、そんな親父殿の姿を見たくないカミュが、今にも俺ににじり寄って来そうでコワイ!


「ねえディオ。君さ……? やっぱり少しは躾けた方がマシになるとは思わない? うっかりにも程があるよ?」


 今からでも強行してきそうな姿に胃が縮む。冗談にしては笑えなかった。

 だから……って、訳じゃないけれども! 結局部屋を飛び出す羽目になったのも仕方がない!


「っ……すぐに取って来くるからっ! もうそれは勘弁してくれ!!」


 乱雑に開けた扉の音がよく響く、それも。

 いつものことだ。





          Fin.









 * * *



 ――――――ラングスタ某所。


「お前なんかが僕に勝てる訳がないでしょっ! さっきから気持ち悪い! 何で殴られてそんなに楽しそうな訳?!」

「気持ち悪いとは失礼な小僧ですね。叩かれてこそ己の存在価値が評価されるというもの、それこそ至高の悦び。それが解らないとは、まだまだ子供のようです」

「はあ?! 何それ、意味解んない! 気持ち悪いからそれ以上僕に寄らないでくれる、オジサン!」

「おや、『おじさん』呼ばわりとは失礼ですね? では貴方の方から来てくれますか? どうせもう、片は付いてしまったようですし。最後に最高の()()()()でもして、こちらもフィナーレとしましょう」

「うーわーっっ! こっち来ないで気持ち悪い! にいちゃっ……! 兄ちゃん早く戻ってきてっ!!」

 

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!

これにて拙作は一度完結とさせて頂きます



今後の予定としては、

一度時間を起き、まだ手直ししきれていない彼らの未来の話を、後日番外編や閑話として足していこうと思います

目標は9月頃投稿です

それでは!


【追記】8.31


申し訳ありません。先日まで公募に取り組んでおりました

その為、修正が追いついておりません

出来たものから順次上げさせていただきます



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