プロローグ
よろしゅうお願いいたします
春、それは入学あるいは社会人の始まりである。
皆は春をどう感じるのだろう、学校生活の始まりか、それとも働く世界の始まりか。俺だったら「だるい世界の始まり」とでも言っておこうか。
そんな俺、青樹鷹夜17歳。
すでに高校生であり、「だるい世界」という言葉を出すまでもなかった。なぜならすでにその過ごし方をしてしまっているからだ。
本来ならイチャイチャする学校生活だと思っていたが、そんなにこの世界甘くなかった。少なくとも俺はそう思った。
勉強が得意でないうえ、女性との会話もない、俺の理想の世界ではない。
学校が始まり、いつも通り登校する。
一緒にいく人はいない、俺の家、遠いから...
何も起こらないと思っていたそのとき、路地の横から人が走り出してきて、俺に当たった。その子はとても可愛くて...
そうじゃない、なにか声をかけなきゃ...
「大丈夫か?怪我とかしてないか?」
当たった女性は「ウチは平気や、心配ありがとうな~」
【この子、関西人か?】
俺は関西人と会話したことがなく、どう接すればいいのかわからない。
そう考えてる間に女性は俺の向かう方向に進んでいった。
「なんだったんだろうあの子」
俺はずっと考えながら学校につき、教室にはいる。
そしてホームルームが始まった。今日は珍しく転校生が入ってきたらしい。
「えー、今日は転校生を紹介する、入ってきなさい」
そう先生がいうと、廊下から生徒が一人はいってきた。
「西道悠葵です。どうぞよろしく、ウチは関西からきたさかい、言葉が関西よりになっとるけどよろしゅうな~」
ガタンッ!
俺はつい立ってしまった。なぜなら、その子はさっきぶつかった女性だったからだ。
西道は俺に目を向けた。
そして、
「あ~、さっきの男のひとや~、さっきはほんまごめんな~」
「いや、大丈夫だよ」
こんな出会いがあったものか。
先生が咳払いをして、話をもどした。
「西道さんは...そうだな、青樹の隣の席に座ってくれ」
....えっ?
俺は空耳を聞いたのだろうか、俺の隣の席が西道だって?嘘だろ?
俺は焦りはじめた、まさか転校生が俺のとなりに座るなんて、そんなのいままでなかったから...
西道が俺のとなりの席に座る。
「青樹さん、よろしゅな~」
「お、おう」
ここから、転校生と過ごす日々が始まった...
今後もかいていきます




