プロローグ2
精密検査を終えると俺はなぜか病院の入り口にいた。
「あの~検査結果は?」
「精密検査は結果が出るのに時間がかかるので、今日は家に帰っていいですよ。また後日、連絡します」
答えは丁寧で有難いが、俺を馬鹿にするような目はやめて欲しい。
「まぁ、そこまで落ち込まなくてもいいですよ。たぶん、大した病気じゃないと思うし」
俺が落ち込んでるのは半ばお前のせいだけどな。
軽いつっこみを心の中でした後、俺は自宅へと向かった。
俺が住んでいる家は築三十七年のボロアパートだ。もちろん、その内引っ越すつもりでいる。
ぎぃい、と軋むドアを開けると見慣れた光景が目に入った。
(…やっぱ、ちょっと片付けた方がいいかな?)
俺にとって見慣れた光景は、一般的には「足の置き場が無い程、物が散乱している」と言うものだった。
ごみが溜まっているわけではないので、放置しても別に良いのだが、見た目的に悪いし、転んで机の角に頭でもぶつけたりしたら、それこそ洒落にならない。
異常陰影が見つかって、その上怪我までしたら、自己管理がなってないと評価が下がるかもしれない。
そんなもので、俺が今まで築き上げた信頼を壊すわけにはいかないし、何より俺が納得いかない。
(しょうがない。今日はバイトも休みだし、掃除でもやろう)
結局俺の貴重な休みは、物の下に埋まってた埃と共に飛んでいった。
プロローグで5話までいきそうだな。




