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詩の目次

「片思い」 「告白」 「世界について」

作者: 冬野三月

「片思い」


あの人のことが頭から離れない。


ずっと考えてたら、

角の影からその人が現れた。


わたしはドギマギして言葉をなくした。


その人は不思議そうな顔をして立ち去った。


わたしは振り返って、

その後ろ姿にもう一度見惚れた。





「告白」


今日がその日。

そう決めたから。


もう迷わない。

誰の声も聞こえない。


間違いも肯定して、

言葉だけを選んで、

声に気持ちを託して。


あなただけを信じて。


答えを知らないことに、

今日答えを求めて。





「世界について」


綺麗も汚いも、

美しいも醜いも全て含めて、

世界だった。


主観も客観も、

意味があってもなくても、

そんなことは関係なく。

全てが世界だった。


あなたも私も世界のひとつで。

誰の意思とも関係なくて。


どこに行けても行けなくても、

意味のあることなんてない。

意味のないことなんてない。


自己矛盾のなか、

影と光が混在する、

その全てで世界だ。


命は終わり、

地に返り、

花は枯れて、

再び咲くことがなくても。

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