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第7話 世界への第一歩 あんよ編2

昨日、更新出来ないって書きましたが、出来ちゃいました。

何度も読みに来てくれてる方がいるみたいで嬉しいです。

今読んでくれているあなたのために投稿します。

よかったら、感想やレビュー等、交流して下さい。Twitterもahootaaでやってますので、よかったら絡んでください。

 最近は全てがうまく進んでいる気がする。

ママンは歩くと褒めてくれるし、パパンも褒めてくれる。

 アースは特別可愛がるわけでは無いけど、程よい距離感で接してくれる。

 アネモネはベタベタよしよししてくれる。

 もう、何も言うまい。

 完璧だ。

 すでに前世の幸せを超えている。

 いや、だからといって、前世にも幸せなタイミングはあったよ?

 最終的に不幸せに感じてただけで、周囲から見れば十分幸せだったのかもしれない。

 でも、俺は不幸せに感じる状況だったわけで…。

 あぁ、もう、今の幸せを全力で楽しみたいだけなんだ。

 前世のしがらみを持ち込むのは野暮というものだろう。

 比較するのではなく、今を楽しもう。

 あぁ、我ながらいい事言った気がする。

 さて、今日はそういう話では無い。

 なんと、アネモネが絵本を読んでくれるらしい。

 さっきからあれやこれやと探しているのを、ただただ見せられている。

 ようやく見つかったようだ。

「はーい、今日はアネモネお姉さんが大好きなライ君のために絵本を読んであげるよー。はくしゅー。パチパチー。」

「…。」

 いや、まだ喋られないから!

 拍手も出来ないくらい上手く体が動かせないから!

 ごめんね!

「はい、拍手はできないねー。また、大きくなったらしてねー。それじゃあ、さっそく、絵本を読んであげましょう。タイトルは、『うちゅうのはじまり』だよ」


 むかしむかし、あるところに何でもできる1柱の神様と天使たちがいました。

 神様は天使たちを育てて新しい神様にしようとしました。

 大きな爆発が10回起こる間に全ての魔術を教え、魔法を使えるようにしました。

 天使たちはがんばって覚えました。

 神様は1人1人の天使に順に教えました。

 全ての魔術を使えるようになって、魔法を全て使えるようになった途端、爆発がおこります。

 つまり、天使は10人いるということです。

 爆発は宇宙を生み出すエネルギーを持っています。

 できた宇宙はそれぞれ1人の天使が大切に育てることになりました。

 ある日、ある宇宙に、天使より魔法が上手なヒトが生まれました。

 そのヒトは天使に、魔法で勝負を挑みました。

 すると、天使は断りました。

 ヒトは魔法がどれほど上手なのか見せるために爆発を起こしました。

 そして、11個目の宇宙ができましたとさ。

 

「おしまい。…どうだった?ライ君に聞かせるために何度も練習したんだよー?それにね、この絵本は神様とか、天使とか、魔法が爆発とか、かっこいいでしょ?アタシはライ君にはこれくらいかっこよくなってほしいんだー。アタシも一緒に練習するから頑張ろうね。」

 にこっと笑ってみたら、ギュッと抱きしめられた。

「あ、それじゃ、アタシは学校に行くね。今日から行くことにしたんだ。ライ君に教えてあげられるくらいにはなっておくね。」

 アネモネは不登校を解除したらしい。

 俺に教えるために勇気を出してくれたと思うと、感無量ですな。

 それにしても、アネモネはなんで半年以上も不登校だったんだ?

 いきなりキスしてきたり、よくわからん姉だな。

 絵本の読み聞かせは上手だったな。

 ほんとに練習してきたんだろうな。

 かわいいな。

 内容も、この前天使に会っただけに、リアルだったな。

 アリエルが調査に行ったのが隣の宇宙だって話だから、十分信じられる内容だったな。

 それに、あの話が実話なら、人間が天使になれるってことだよな?

 それについては、ちょっと、ぶっ飛びすぎてて、荒唐無稽だな。

 あくまで絵本の内容ということだろう。

 桃太郎や一寸法師と同じだな。

 あれ?そういえば、実話をもとにファンタジーにして、昔話にしたものとかあったような?

 まぁ、いいや。

 それより、魔術のことも書いてたな。

 術式を使わないで直接マナに干渉することを魔法というってのは、世界の常識なのかもしれないな。

 心のメモに残しておこう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

今回はアネモネちゃんの読み聞かせで昔について学びました。

どこまでが実話なのかも気になりますが、アリエルの話との符号点も気になります。

実は、アネモネにも大きな秘密が隠されています。

次回にもご期待あれ。

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