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第十四話 姿の偽装と大宮のダンジョン

どうも、久々の神名剣斗です。テスト、体育祭、模試などが続き、投稿がかなり遅れてしまいました。今週から再開しますが、修学旅行関係で、また休んでしまうと思います。お許しください。

さて、今からまたダンジョンに潜るわけだが…そのまえに、『偽装』のスキルが本当に働くか試してみようかな。


ちなみに、スキルの説明はこんな感じ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『偽装』

説明:自分の情報を偽装できるスキル。姿も少しだけいじれる。ただし、自分より種族レベルの高い相手に『解析』を使われるか、自分よりレベルの低い人でもユニークスキルである『神眼』を使われるとばれてしまう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…上に注目しすぎてみてなかったけど、種族レベル高くないとそんなに意味ないのか。…俺今レベル1じゃん、自衛隊の人たちとかに『解析』使われたら一瞬で捕縛されるだろうな…


……早急にレベル上げをせねば。というわけで、まずはスライム狩りだな。


~7日後~

…努力したおかげで、Lvが30になった。これでしばらくは大丈夫だろう。…『神眼』持ちでもいない限りは。だが、1つだけ変なことがある。


「…この一週間で3回ぐらいしか飯食ってないな。睡眠も一日に2,3時間ぐらいで目が覚めるし…」


…俺がなった鬼人という種族は、あまりそういうのが必要ないみたいなのだ。もちろん、1日に3食を食べてもいいし、2度寝をすればもっと寝ることもできる。だが、どちらにせよ、そこまで多く食べることもできないし、二度寝も20分ぐらいで目が覚める。


まぁ、これのおかげで一週間でLv30という異常な速度でレベル上げをできたのだが。


それじゃ、Lvも上げて一応、偽装で角が見えていないことも確認できた(買い物に行って確かめた)。うちのダンジョンとの違いも見てみたいし、一番近い大宮にでも行ってみようかな。そのためにと、もうすでに探索免許証も取っている。(ちなみに、証明写真は自分で取って、加工したものを使った。案外バレないもんだね。)


今の時間は…朝の11時か。大宮のダンジョンへは30分ぐらいだし、今から行って、適当に20階層ぐらいまで攻略してこようっと。


…あ、ちょっと前に取っといた『手加減』は常に発動しておかないと。最近、ちょっとミスって家の取手ぶっ壊しちまったからな〜。直せたからまだいいけど。度合いは……とりあえず10分の1ぐらいでいいか。


〜30分後〜

…現在、大宮のダンジョンに着き、ダンジョンへ入ろうとする人の列に並んでいる。


並んでいる人数は大体10人ぐらい。ダンジョンが公開されてまだ一週間だし、まだ人数が少ないのかな?


…というか、ダンジョンが出てまだ3ヶ月も立っていないのに買い取り所とか、ゲートとか、専用のサイトとかの設備を用意した政府すごすぎんか?


まぁ、それぐらい、ダンジョンから産出される装備やら素材やらが貴重ってことなんだろうな。


…俺、鉱石とか魔石とかがドロップしたこと一回もないけどな。


そんなことはさておき、肝心のダンジョン内部のモンスターたちに付いてだが、俺の家にできたダンジョンとはかなり違う雰囲気だった。


まず、内部は洞窟ではなく森。そこにスライムやらゴブリンやらが出てくる。こいつらは俺のダンジョンでも出てきたし、チュートリアルモンスターみたいなもんなんだろう。


そして、ボスも違う。スライムのボスは、少し大きなスライム(2,3倍程度だろうか)でかい分、突進の威力が上がっていて、初心者には結構脅威だろう。


ゴブリンのボスは、ゴブリンリーダーという、ゴブリンよりは大きいが、ホブゴブリンよりかは小さい大きさのゴブリン。力も速さもホブゴブリンより劣っており、完全にホブゴブリンの下位互換だ。


そいつらを倒し、階層を降りた先に待っていたのは、トレントという、木の化け物。気に化けてこちらを襲ってきて、結構めんどくさい相手だ。ただし、火に弱い。雷魔法の利用で火をつけたら一瞬で死んだ。ボスもほとんど同じで、わずかに耐久性能が上がっただけだ。


トレントの階層を抜けた先は、トラウマでもある飛行生物。ただし、コウモリではなく、カラスだ。超音波ではなく羽を飛ばし、たまに突進攻撃もしてくる。…防御力が高いおかげで一切効いていなかったが。


とにかく、ここに入った奴らは、ほんとに地獄だろうな。なんせ、四方八方から絶対に避けられないような速さの羽が飛んできて、それに対処している隙きに突進を仕掛けてくるんだから。


…もう思い出さないようにしよ。


ここまで的に関するものだけだが、今回ここに来て、いいことが1つだけあった。それは、モンスターが魔石を落とすこと。スキルの『鍛冶』では、装備や武器を作るのに、必ず決められた量の魔石が必要となる。それを今回は調達できたのだ。


…正直、自分用の武器は『青氷鬼の篭手』でいいから、作るのは防具だけになるが。


50個ほどの魔石をマジックバックに入れて外に出ると、外はもう真っ暗。


自分が使うために30個ほどの魔石を残して売却すると、なんと1万円になった。つまり、1個500円ということ。探索者というのは、かなり稼ぐのが楽そうだ。


…いずれ、需要と供給の量が入れ替わった場合には、ものすごく安くなるだろうけどな…。

楽しんでいただけたでしょうか。誤字脱字があった場合は、指摘をお願いいたします。極力ないようにしていますが、自分でも気づかない間違いがあったりしますので。

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