第十三話 一般へのダンジョン開放
…家に帰り、最初にしたのは、ヴィルトゥエル王国の検索。だが、どの検索サイトを使っても一切出てこなかった。
やはり、ランデルは別世界の人間なんだろうか?まぁ、そんなもん関係ないし、この話はもうやめにしよう。
今の時間は…13時か。なんか、腹減ってないな。…ダンジョンに関するニュースでも見てみるか。そして、スマホを見始める。…そして1時間後。こんな記事を見つけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ダンジョンへの侵入が許可。理由は?』
今朝の記者会見で、国民がダンジョンへ侵入することを許可するという発言があった。ただし、16歳以上という年齢制限があり、侵入するには、ネットで申請をして登録をしないといけないそうだ。政府の目的は、ダンジョンから取れる物資。通常の鉄よりも遥かに頑丈なダンジョン産の鉄や、効果の限りどんな怪我でも直してくれる回復薬、新たなエネルギーにもなりうる魔石など。
それもあり、ダンジョンへの進入許可が決定したようだ。これからの日本はどうなっていくのだろうか?気になるところである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…これで俺も合法にダンジョンに潜れるようになったわけだ。…いや、俺鬼人になってるからもう無理だな。これでまだ人間であったら良かったんだけどな…
…そんじゃ、しばらくは自分の家のダンジョンでレベル上げして、スキル欄にあった『隠蔽』取ってからにしようかな。姿もある程度なら変更できるらしいし。
…あ、待て。買い物どうしよう。…ん〜通販でも頼むか。…面倒くさいけど。
さて、一回ステータスを確認して、もう一回ダンジョンにでも行こうかな。腹もあまり減ってないし、軽食も持っていかなくていいや。
さて、ステータスはどうなったかな〜っと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆名称:月城柊羽 ◆種族:鬼人 Lv1
◆職業:格闘家 Lv30
◆ステータス
HP 900/900 MP 350/350
STR:500
VIT:300
AGI:540
DEX:470
INT:480
MND:290
LUK:550
◆所持SP:40
◆スキル:〈武術系スキル〉
・魔法格闘術Lv1 ・魔法蹴術Lv1
〈武術補助系スキル〉
・回避Lv5 ・見切りLv5
〈魔法系スキル〉
・雷魔法(黒)Lv1▼
〈その他〉
・解析Lv2 ・鑑定Lv1
取得可能スキル一覧▼
◆取得済みアーツ
・ナックル ・正拳突き ・チェインナックル ・ハイキック ・ローキック ・連続蹴り
・下位鍛冶場召喚
◆装備
武器:なし
サブ装備:なし
頭装備:なし
体装備:なし
腕装備:なし
脚装備:なし
アクセサリー:中鬼のペンダント
:なし
:なし
◆進行中のシナリオ
『忘れられし者』
クリア条件:現在攻略中のダンジョン500階層への到達
記憶を失っている人との接触
報酬:装備や武器の付与、記憶の復元
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…あれ?なんかやばいことになってね?あいつに勝てたのもこれが理由か。っていうか…もうすでにスキルポイント結構あるな…『偽装』取っちゃうか。
〈告、スキル『偽装』をレベル10まで取得。スキルポイントを20消費しました〉
…よし、これで角を隠して外に出れる!…まぁ、今からダンジョン潜るし、まだ隠さなくていいか。
それじゃ、ダンジョンにもう一度行くとするか!
楽しんでいただけたでしょうか。誤字脱字があった場合は、指摘をお願いします。極力ないようにしていますが、自分でも気づかない間違いがあったりしますので。
題名が意味なくなってたので改定。方針を結構変えます。