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吸い込む息。 吐く息。

吸い込む息。

吐く息。


明け方に吸い込む空気は、澄んでいる。

そして咽喉が気持ちよくなるくらい冷たいのだ。


夜明けが近くなり、多くの星々が青白い闇へと消える。


小さいころ、大空を見上げて息をすいこめば、星々が吸い込めるのではないかと思った日。

息を吐いた中には、星は一つもありはしなかったけど。



吸い込む息。

吐く息。


私の想う世界は、あの日よりかなり小さくなった。

その分、体は大きくなったけれども。


……でも、大切な小さなもの。

私の生きた証。


それを壊さないように、私はゆっくりと息を吸い込み。

穏やかに息を吐いた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 幼少期の記憶が蘇りました。 私も幼い頃、月に尾けられていると考えていました。 何も知らないからこそ見えた世界もありますね。
[良い点] すっきりと爽やかな心地になれました♪ [一言] 良い詩ですね。
[一言] かっこいいです。さわやかです。
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