表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載】最強の殺し屋「アゲハ」  作者: 愛子(あこ)
6/12

その6

「お前、俺の事好きか?」


「は?」


「ああ、恋愛とかじゃなくて人として。」


「好きだけど。」


「だからだアホ!マヌケ!お前、防具つけてるとはいえ何本矢が刺さってると思ってんだ!これがもし俺じゃ無くて本番の仕事なら死んでるぞ!仲間?そんな事は今は捨てろ、殺す事だけ考えるんだ。他の感情は邪魔なだけだ!その矢全部抜いてもう1戦行くぞ!」


確かに誉の言う通りだ。誉の矢は多少は避けれたが8割りは当たった。それに対して私のナイフは当たった形跡がない。投てきが遅いから。ここの人達は色んなところを走っている分動きが速い。誉ならいい勝負が出来ると勝手に思っていた。だが、予想以上にいや、はるかに速いし正確に攻撃をしてくる。人は見かけによらない。まさにこの事だ。驚くあまり体が動かない。感情を捨てる?この状況で?無茶だ。


「おい。今日は終わりにしよう。俺の完封勝利な!」


「誉、動き速いんだね。」


「そこが棟梁に褒められた俺の唯一のいい所!殺し屋向きなんだとよ。」


「確かに向いてると思う。驚きで動けなかった。思考が邪魔した。私まだまだだわ。」


「でもののちゃんまだ10歳だろ?俺20だよ?」


「…そっか。」


「ねえ、ののちゃんってここから屋敷まで何秒で行けんの?」


だいたいここから屋敷までは普通の人が歩いて5分だ。


「だいたい30秒かな。」


「え、俺40秒もかかるのに。やっぱ一緒に走れないわ。」


しばらく会話が続く。


「ねえ、なんであんなに速く動けて、攻撃は正確に打てるの?普段どんな練習してるの?」


「よく相手を見て、相手の動きをよんで、相手に悟られないように動く事かな。ただ考えすぎちゃダメだけど。」


「はあ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ