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接続子機:インターフェース完成

明けましておめでとうございます。

今年もボチボチ投稿して行きますのでよろしくお願いします。

手のひらに有るのはチェーンのまま

(しまった)

チェーンを使って製作するのを忘れて片手に握ったままだった。

しれっとソレをアイテムボックスにしまい、反対の手に有る創造魔法(クリエイト)で製作したAIウォッチ型接続子機(インターフェース)を見せる。見た目は私の付けているAIウォッチ(アル)と余り変わらないが色だけが違う、アルはオニキスブラックで接続子機は材料のミスリルそのままの銀色(シルバー)、正反対の色をしている以外はほぼ一緒に見える


「これがそうだ」


家族とサクヤさんに見せながら使用方法を伝える、返答はもちろん


「それAIウォッチじゃん、ホントに出来るの?」


「凄い!その道具がこちらで御座いますか!」


AIウォッチにそんな機能が無い事を知っている幌影と何も知らないがゆえそういった道具だと思ったサクヤさんで対局的な返答が帰ってきた、とりあえず使ってみせるのが手っ取り早い。

信用してない幌影の手首に半ば強制的に接続子機(インターフェース)を巻く


「ちょ!なに?」


慌てる息子に敵性察知で得た情報を送信する


「あ?何?赤い点が隅っこを行ったり来たりしてんだけど」


「息子よ、ざまぁ」


「あなた、大人気ないわよ」


呆れる妻がため息とともに言うが知ったことではない、散々に白目で?白目で?と疑った報いを受けた幌影の顔は確かに


キモかった


多分赤い点を頭で追おうとしてるのだろう、瞳の上半分が瞼に隠れ白目剥いているようにも見え「あっ」とか「なんかいる」とか呟いている姿は確かにヤバイ人だな


「確かに真面目に考えていたようには見えん顔だな」


見た感じ、逝っちゃった状態の幌影からAIウォッチ型接続子機を取り外す、「あっ、消えた」とか呟いて変顔中だった幌影が元に戻る

(人前でアレはさすがにヤバイな、慣れれば感覚だけで位置の把握出来そうだし…要練習だな)

頭の中で決意した


「幌影悪かったな、父ちゃんもキモいと思ったよ」


「…ふん!」


あらら、作り直したばかりの愛車(ゼロ君)に怒って戻ってしまった。私の変顔見た後に自分も同じ状態にされたら流石に怒るか


「あらあら」


「便利そうで御座いますがあの様な表情は流石に」


(となると使いこなすのには訓練が必要か、うーん、変顔にならない簡単な方法は無いものか)

(回答、回避方法を二つ提示可能です)

いいねぇAIは♪解決策を直ぐに出せるとは流石である

(どういう方法か教えてくれ)

(回答、方法1、瞼を閉じる事により表情を隠す事が可能、二度目以降は驚心も少なく声を出す可能は低く回避出来ます)

確かに、これなら誰でもやれそうだが敵が来ているときに目を瞑るなんて自殺行為に等しい

(もう一つはなんだ?)

(回答、方法2、敵性情報を可視情報に変換し伝達させる事で回避出来ます)

ん?可視情報に変換し伝達する?どういうこと?

(アル詳しく頼む)

(了解、情報を送信します)


あぁ、きたきた!


情報受信も大分慣れてきてそんなに驚かなくなってきた、送られてきた内容はぶっちゃけ某少年探偵が使ってそうなサングラスだな

(こっちの方が誰でも使えそうだしいいな、作れるか?)

(材料不足で不可能です)

あれま、便利な道具だと思ったんだがなぁ、材料不足じゃ仕方ない、となればこの接続子機(インターフェース)を使いこなせそうな人に渡して急場を凌ぐか、使いこなせそうな人は…


ゴウキさんが良いか


「ゴウキさんちょっといいですか!」


「はっ!直ちに」


少し大きめの声で夜営の指揮を取るゴウキさんに声をかける

短い返事の後、側にいた護衛と少しやり取りをし、直ぐにこちらに来てくれた。毎度すみませんお騒がせしてます。


「お呼びでござりまするか」


「この腕時計(インターフェース)を付けてみてもらえますか」


「畏まりました…?」


渡された腕時計を手に???が飛ぶゴウキさん


「・・・ぬ?」


現代人用の腕時計の付け方なんて知ってるはずないか


「この様に使います」


「恐れ入りまする」


説明がてら腕時計のベルトをゴウキさんの腕に巻いて上げる、


少し照れる中年男性と私


気にしたら負けだと思いサッと取り付けて情報を送信しようとするが

(あれ、近くに居ないな)

そう、敵性察知に意識を向けるが索敵範囲に何も反応が無い、もちろん目を瞑って意識を集中するがどこにも反応無い

(報告、索敵範囲内に反応が有りません、魔力値を増やし索敵範囲を拡大しますか)

《はい・いいえ》


(どうせなら発見してから逃走まで余裕が有る位は欲しいかな)

そう考えながら《はい》を選択する

(神力が減少し魔力値が上昇しました)


(おおぉ?範囲が広く…って、なんじゃこりゃ!)

敵性察知は常時発動スキルなので《はい》を選択後、急激に索敵範囲が拡大した

頭の中でレーダーの様なイメージ範囲が一気に倍化、いや数十倍の広さになった事を実感する

(どんだけ範囲広げたんだよ)

(回答、周囲2000メートルです)

広すぎるだろ、2キロも離れた敵を察知してどうすりゃいいんだ



ご閲覧ありがとうございました。

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