舐めた鼻から夏の牛
牧場に住む牛飼いのジョイという叔父さんがいた。
その叔父さんは、たいそう牛さんたちを可愛がっておった。
牛さん達も、ジョイ叔父さんのことが大好きで、ジョイ叔父さんの鼻をペロペロと舐めましてました。
ジョイ「やめるんだ!ジョセフィーヌ!)モーモーモーモー)やめるんだ!ジョセフィーヌ!(モーモーモーモー!)」
とくに、叔父さんのことが好きな牛のジョセフィーヌは、大きな大きなお尻をフリフリして尻尾をバタつかせておった。
ジョセフィーヌ「モーモー!(おじさまー!おじさまー!)
それから、夏になると、ジョセフィーヌに子供が産まれました。
叔父さんは、ジョセフィーヌの子供を抱き抱えて言いました。
「ジョンよ!ママはこれから出荷されるでな!(モーモーモー!)
と言いながら、ジョセフィーヌは、精肉場へ出荷されていきました。
叔父さんは、ジョセフィーヌが肉にされるのを悲しんだ。
しかし、欲望に勝てなかった叔父さんは、大金が手に入ったので大層よころびました。
叔父さん「ジョンよ!お前も将来は、金になるのだよ!」
と、日本語でやさくし語りかけました。