表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/27

私はロゼリア

私の名前はロゼリア。お母様とお兄様と一緒にお城の塔の最上階で暮らしていますの。


いえ……「暮らしていました」が正しいかしら。

今私の目の前には剣を持ち、鬼のような顔をし、奇声をあげている兵士が、私に飛びかかって来ています。正直うるさいです。


なぜって?

お城の塔に住んでるお姫様じゃないのかって?


残念ながら私はそのような皆に大切にされるお姫様ではありません。


今私は戦争の最前線にいます。そう兵士として、兵器として人を殺しているのです。正直7歳の少女にさせる事ではないと思うのです。ここに連れてきたクソ豚野r…コホン。大人たちを私はミンチにして自身に食わせてやりt…ゴホン。


いけません私は淑女なのです。お淑やかな女の子。淑女なのです。例え剣や魔法で人を殺している最中でも……お母様のような淑女になるのです。



話は逸れましたが今の私の現状を見ると分かるように、私の扱いは最悪です。

しかし私はこんな所では死ねません。というかこの位のことでは死にません。


誇り高きお母様の娘であり、聡明なお兄様の妹である私は、今日もあの塔から逃げ出すため、人を殺すのです。




仮面の奥で涙を流しながら。私は剣を振るうのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ