物語 始1
「あっちゃよ あの子、みゆっていう子らしいよ」
親友のひとりが、なんどもその話題を休み時間に聞いてくる
「あぁ知ってるよ 昨日話しただ みゆは転校生でもなんでも、ねえよ」
「おい やっぱり、なんかおかしくないか?」
「俺も頭が混乱して、そればっかり考えてしまうだ なにかが、おかしいのはわかるが、そうやったらこうなるのかがわからん」
「女子って化粧すると化けるって言うじゃねえか?」
「じつは特報だ それが、ないだよな」
クラス一の情報屋が、戻ってきた
「どういうことだよ」
俺もなんとなく、すはらとかメイクした子達は会ってきたがそれとは次元が違う
「魔女裁判して、白で帰ってきたと」
魔女裁判とは、個室で厳密なメイクしてるか、細かなチェックされる
今までに普通に見せたつけまを見破り アイプチなども剥がされる
女子会において一番厳しい メイクチェックで、白で帰ったものはいなかったのある
あの、すはらのマツエクという一部しかしらない美法すら見破った、からな
*この当時マツエクは一部しか認知されてません
まあ、すはらモデル業のこともあり、特例とされたのは、ここだけの話しだ
「じゃあ、みゆは、どうやって変身したんだ」
「誰もそれが、聞きだせないらしい」
「しかし」
みんなが、情報屋に顔を向ける
「知る人が声をそろえる みゆは、そんな性格じゃあない あれは自分がしってるゆみじゃないと」
「おぉ・・・コワ~」
「しかし そこに痺れるあこがれる」
「みゆにキスしていいかな?」
「みなさんそういう抜け駆けするやつは、袋叩きに会います」
せっかく確信にふれたのに、またいつもの野郎トークにあきれる
おれは、あほな、光景をのんびりと見物した
みゆのことばっかり考えて気づいたらお昼だ
すると、いつもなら適当な時間帯に訪れる すはらが、教室の入り口までむかえに来た
「あっし~」
まるで、いかがわしいお店に案内するキャッチのように手を振って俺を呼んだ
今日は屋上で昼休みとらない
いつもの3人は、無理やり手をつかみ、まるで、歯医者に無理やり連れ出す母親のように俺をひっぱり歩いた
「今日はやけに強引だな、すはら」
あらためて、こんな細い腕にしては、やけに、力があるように思える
あれはのんびりと屋上から、アホな厨房のありんこ共を観察していた
「なんで瀬戸ちゃんは、わたしたち見ないで、そんな景色見てるの」
めったに話しかけない後輩である、女子の一人坂本が話しかけた
「別に今日はそんな気分なのさ」
俺はメガネを外し能天気に、拭き始めた
「みゆか・・・・」
村上がつぶやいた瞬間、すはらはすぐ口を手をおさえた
「わり~トイレ」
おれはそういって、入り口の扉を開けようとした
「待ってよ」
まるで彼女みたいなセリフをすぐに引き止める、すはら
「トイレぐらい行かせろよ すぐに戻ってくるって」
おれは能天気にトイレを探し小にいって、短い一人の時間で、みゆのことを思いだす
いまごろ、あいつなに、してるだろ きっとギャラリー相手に苦戦してるのかな?
まあ大体想像が、つく妄想しながら、能天気に廊下を散歩していると
まるで、礼儀正しい足音する、足音だけでも、きれいなモデルを妄想させる
ふりかえるとみゆが、いた
モデルが会場を歩くようにキラキラしたオーラを放つ
スローモーションのような遅いときを感じた
おれのもとに近寄る




