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ストーカー系男子が色々頑張る話  作者: すとれりちあ
4/20

4.何でいるんですか?

 春休みは家から出ずにずっとゲームという至福のヒキニート生活であったが、高校からの課題という存在によって現実に引き戻された。

 いや、もちろんギリギリに終わらせたが。


 そして4月になり、あっという間に入学式当日になった。中学校の時は学ランだったが、高校からはブレザーとなるので、少しわくわくしていた。

 事前に貰った紙を確認すると、俺のクラスはB組だった。時間も押していたので、自分の名前だけ見て教室に入った。

 B組の教室は構造上一番端にあり、中学と違ってドアは1つしかない。その代わり窓は沢山あり、そこからは木々が生い茂っている。

 俺が来た頃にはもうだいたいの人数が席に着いており、あと数名を待つのみだった。

 

 その後もぽつぽつと教室に入って来て、あと少しで入学式に向かう、という時。


 絶対にこの教室にいるはずのない人が、

 いや、この学校にいるはずのない人が、


 赤川奏が、現れたのだった。

 

 見間違いかと慌ててクラスの座席表と照らし合わせると、確かに赤川奏の名前があった。

 しかし、前と変わったところもあった。あの細身のメガネはなく、憶測だがきっとコンタクトにしている。それから最後に見たときより髪が伸びて、セミロングくらいにはなっている。

 向こうは俺には気付いてない様子だったので、話しかけようかと思ったその時、タイミング悪く教師が入って来たので諦めざるを得なかった。

 

 どうやらその教師は担任ではないらしく、明日の始業式で発表されるようだ。

 出席番号順に並び、講堂へ向かった。入学式を行うなら体育館ではないのかと思ったが、まあ、学校の方針なんだろうと考え、言われるがままに席に着いた。

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