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ストーカー系男子が色々頑張る話  作者: すとれりちあ
11/20

11.係決め

この回だけ一瞬時が飛びます。

次回には戻ります!

[時はさかのぼること先月4月10日]


 学校が始まってはや4日目の今日、俺のクラスでは早速学級委員などの係決めが行われた。

 学級委員の簡単に説明をすると、


 級長…クラスで担任の次に権力を持つもの。主に号令を担当する。

 副級長…級長の補佐的役職。特にこれと言って大した仕事もない。

 書記…毎朝出席簿で生徒の出欠をとる。早くクラスメートの名前を覚えるならコレ。

 会計…1学期の仕事はないが、文化祭でのお金の計算をしたりする。


 というものである。

 担任の三浦は「今のうちにやっとけば将来のちのち困んないぞー」と言っていたが、将来なんてまだ考えていない。教師というものは気が早いものだ。

 そんなことを思いながらも、やはりクラスメートの名前は早く覚えたいので俺は書記を選ぶことにした。

 級長はクラスに一人はいる、おちゃらけた男で、阿笠あがさといった。某探偵マンガの博士を彷彿とさせる名前だったが、ひっそりと俺の胸の内にしまっておいた。

 副級長はこれまたTHEジャニーズ系の顔かたちの男だった。名前は横溝よこみぞである。

高身長で好成績な彼はきっとこれからモテるぞ、と思った矢先、彼女がいることが発覚した。リア充爆ぜろ。

 会計は唯一の女で、消え入りそうな声で降田ふるたです、と名乗った。赤川と暗さは同じだが、きっと彼女は元来この性格なのだろう。


 とりあえず全員の顔と名前を一致させなければ。明日から頑張るぞ、と気合いを入れた。

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