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ストーカー系男子が色々頑張る話  作者: すとれりちあ
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1.卒業式の日

恋愛要素強いですがギャグも入れていきたいです!

 3月中旬とはいえまだまだ肌寒い通学路を、俺こと辻村明つじむらあきらは急ぎ足で歩いていた。


 本日、3月19日は俺の通う中学校の卒業式である。振り返ればそれなりに楽しかった思い出が胸の内によみがえった。

 今登っているこの坂を登りきると、3年間通った我等が洲崎すさき中学校が見えてくる。

創立は古く、確か去年120周年記念の催しを学校で行っていた。

数回の改装工事のおかげもあってか、長くここら一帯を見守ってきた割には小綺麗な校舎だった。


 玄関で靴を履き替え、階段を上った先に、俺の所属する3年A組が見える。教室では、友達との別れを惜しむ人や、卒業アルバムに一言をそえている人など、それぞれの「別れ」の光景があった。


 俺はざっと教室を見渡し、まだ「ソイツ」が来てないことを確認した。

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