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夏生詩集

奇跡

作者: 夏生

毎日、思うことがある


人として生きていける


ことの、奇跡を


朝起きて、働き、


休み、食べて、遊んで、


夜、眠る


ことができる、奇跡を




紙一枚、ひとりの発言から


日常は糸もたやすく壊れてしまう


自然の大変化だって、いつ


起きるかわからない


平穏は和紙のように繊細で


脆いものなのだ



私が私であることの奇跡


笑ったり、泣いたり、怒ったり


雨の日も晴れの日も


人として生きていける


ことの、奇跡



容姿容貌がなんだ


学歴がなんだ


経済力がなんだ


そんなことより


人として生きていける


それだけで十分だと、


私は思う


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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵! 当たり前は奇跡。 すごく気に入りました。 この詩を誰かに知らせたいくらい気に入りました。
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