最低な教育
「おたまじゃくしって何でカエルになるの?」
ある日、4歳になる娘が私に問いかけてきた。
何で?と聞いたな・・・、今。
おたまじゃくしがカエルになる理由か・・・。
ええっと・・・
大きくなって、足が生えてきて、シッポが無くなって・・・。
エラ呼吸から肺呼吸に進化して・・・?
そんな事いってもわからんだろうな・・・。
「おたまじゃくしはね・・・水の中から外に出たいんだよ。早く大きくなって、
なっちゃん達みたいに外で遊んだり、ゲコゲコお歌を歌いたいんだよ」
これでどうだ?!
「ふーーん・・・じゃあ、水から出してあげればいいじゃん!」
「まだ、赤ちゃんだから足も無いし、歩けないからだめなんだよ」
「なんで足が無いの? 魚だから?」
「そう、まだ魚なんだよ」
「じゃあ、他の魚も足が生えるの?」
「いや、ほとんどの魚は水の中が好きだから、足はいらないんだよ。」
「ふーーーん・・・」
なんだ、その疑いの眼差しは・・・。
親父の知性を疑ってるのか?!
「なっちゃんも、お父さんも、お母さんも昔はおたまじゃくしだったんだよ!」
はい、最低ですね。