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星よ永遠に  作者: えあてぃー
7/12

星よ永遠に7話

公園に着くと、まずは滑り台で遊んでいた。「恋〜?どう?楽しい?」キャッキャッと騒ぐ恋。本当に可愛い!だけど、ここは公園、周りには子供連れが何人かいた。恋よりは年上と思われる子供たちが仲良さそうに遊んでいる。恋はじーっと見ていた。「恋?遊びたいならあっち行こうか。」恋を連れて近づくと、「ねぇママ、赤ちゃんいる!」話に夢中になっていたママ友軍団はやっとこちらを見た。「あら!可愛い!何歳ですか?」話しかけて来てくれた。良かったぁ。「昨日1歳になったばかりです!」「そうなの、1番可愛い時じゃない?お名前は?」「れ、ん、」「ちゃんとお名前言えるのね!すごいわ!」恋に夢中になっているママさんは私を見て、「あなたは?お姉ちゃんかしら?随分年が離れてるのねぇ。」まただ。こう言われるのは慣れている。自己紹介する度に、"そんな歳で子どもつくるなんて"とか"無責任で子供が可哀想"とか言われてきた。この人達はどうかな?「いえ、この子は、私の子供なんです。」、、、この沈黙が怖い。「そうなの!?若いのに偉いわぁ!ちなみに何歳?」「18歳です。ちなみになんですけどね、」「なになにー!?」みんな興味津々で聞いてくる。「この間もう1人産んだんです。男の子が。」、、、また沈黙。「えぇぇぇー!!」「その歳でもう2人目!?本当に頑張ってるのねぇ!!」この人たちは優しい。安心した。

「あ、そうだわ、晴人ー!恋ちゃんとも遊んであげてー!」1人のママさんが声をあげると、そのほかの方々からも「姫璃(ひめり)も面倒見てあげてー!」ありがたいことに、私たちは受け入れてもらえたのだ。少し歩く距離の公園に来て良かったかもしれない。もしかしたら出会えなかったかもだからね。「恋、お兄ちゃん達と遊んできなー。」「れんちゃん!あそぼー!」手を引っ張って遊ぶ所まで連れて行ってくれた。「あんまり遠く行っちゃダメだからねー!」「わたし、もっとあなたとお話したいわ!」「私も!」こんな風に受け入れてもらえるのなんて初めてだ。もっと前からこの公園に来れば良かった。「あなた、お名前は?」「黒崎美羽です。これからよろしくお願いします。」、、、なんだ?この間は?「黒崎って、あの黒崎グループの?」「ま、まさかァ。あの黒崎グループの方がこんな所に住んでるわけ、、」「わぁぁぁー!!れんちゃん!!れんちゃんを離せ!」騒ぎが聞こえる。「晴人!?」「こんの、ガキ!!痛い目見たくなかったら離しやがれ!」男の足にしがみついていた晴人くんは振り払われた。「うっ!!」「へへっ!」「この嬢ちゃんを返してほしけりゃ10億用意しな!用意出来なかったらそんときは、こいつの命はないと思え!!」「美羽ちゃん!?恋ちゃんが!」ママさんが言った。「おいてめぇ!」「!?」「私の子供返しな!さもなければお前の体の内臓バラして売っぱらうぞ!」「み、美羽ちゃん?」

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