星よ永遠に10話
車で最寄りの警察署まで来た。そこにいた友人の女性警察官に子供達がさらわれたと話す。「そっか、そうだね、それは多分あの人たちの仕業だろうね。」「やっぱり、そうだよね。」話しているのは、京子の姉の、玲子。昔からよく面倒を見てくれている。そして私の秘密を知っている人だ。「だから、早く助けに行かないと、あの子達が何されるか分からない。」「わかった、ちょっと待ってて!」玲子は上司に話をしに1度席を立った。
すぐに戻ってきた。「ごめん、うちも今他の事件で手一杯でさ、私と私の部下しか行けないの。それでもいい?」玲子は申し訳ないといった顔で言う。「わかった。それでいいよ。」「ごめんね、じゃ、すぐに準備するから!」数分後、準備が整った玲子達を連れて、ある場所へ向かう。類とお義父さまにも連絡して2人も現地で合流することになった。
凛、恋、どうか無事でいて...。私は祈るしかできない。
ー数十分後ー
「着いた。...久しぶりだね。ここに来るの。」最後に来たのいつだっけ?そう思い、息を呑みながらどデカい門を開ける。
ギギギと音がして、中を見ると、男も女も私に頭を下げ、「お待ちしておりました!美羽お嬢様!」そう言ってある男の前まで道をあける。古風な家の玄関の前で立っている和服を着た男は私の天敵、そして二度と会いたくなかった男、祖父の黒崎修だ。祖父はとても険しい顔でこちらを見る。どうやら当たりのようだ。ここに凛達はいる。
「こんなことをしてまで、私を跡継ぎにしたいのですか?」冷静に聞く。いやまぁ殴りたいのは殴りたいが。「もうお前に用はない。」ずっと黙っていた祖父はやっと口を開きそう言った。「ではなぜこんなことを?」すると祖父はニヤっとし「お前の子供で、と考えておる。」そうか、やはり狙いはそれか。「私がそれを許すとでも?」「お前の許しなどいらん。これは国からの命令じゃ。ワシらが生きていくためには、命令は聞かんとなぁ。」国?なぜ今さらこの人たちにそんな事を命令したの?。そんなことよりも、「凛と恋を返してください。」「それはできん。言ったじゃろ?国がそう言ってるんじゃ。ワシらがどうこう言える話ではない。」「じゃあ私1人でその国からの罰を受けます。それならいいでしょう?早く返してください。」国が何の目的でこんなことを命令したのか分からないけどそんなの関係ない。だって私はあの子達の母親だから。「それもできんのじゃ。国からの命令には続きがあってなぁ。命令を破ったら一族を滅亡させるとあるんじゃ。お前の命なんかどうでもええが、うちには全世界に何千万と人がいるもんでなぁ。そいつらまで殺されるのは嫌なんじゃ。」「殺す?」私は険しい顔で聞く。「そうじゃ。」「お前の両親と同じように殺されるんじゃ。」「え、?」「交通事故じゃないんですか?」「事故は事故じゃ。だがそれはなぁ。」祖父はまたニヤっとし、「ワシらが仕組んだ事なんじゃ。」




