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【第5話】虐めっ子の末路

あれから、主犯格は悠であったということが他の人からの証言もあり確定した。

しかし体育館裏で麗菜とキスしていたのを悠に見られていたのはかなり恥ずかしいが……。

先生と親にはしっかり虐めの経緯や事態を細かく説明し、またこのことで学年集会が開かれた。

悠は一ヶ月の停学処分と反省文十枚の罰をくらった。

だが僕は、逆にそれで済むのかよと思ったのだが…。

どうせなら退学にしてほしかった。

先生が言うに、悠やその虐めに関わっていた女子三人にはしっかりこのことを叱って指導をしたとのことだそうだ。

当たり前だ。


そしてこのことがだんだん学年中の噂になり、学校中でも噂になり、他校の学校にまで噂が広まってしまって、虐めっ子は学校に居づらくなり自主退学したということを風の噂で聞いた。

これも自業自得だろうなと思う。

もちろん悠もその一人で、退学した。悠は頼りになるし気が利く優しい奴だっただけに、あんなことをしていたということにはガッカリした。人は見かけによらないということを思い知らされた。


もう二度とこんなことが起きないでほしいと願うばかりだ。

僕はあれから、クラスメイトの女子に一回だけ告白された。

可愛いし結構タイプの女子だったけど、麗菜が亡くなったばっかりなのに他の人と付き合うというのは罪悪感があるし、僕はやっぱり今でも麗菜が世界一だった。だから断った。


虐めは何があっても絶対にしてはいけないことだと思う。

虐めをする側は、軽い気持ちでやっているのかもしれない。でも、虐められた側はそれの何倍も傷ついているのだ。


僕は、これからも麗菜を想って生きていく。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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