表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ドミノ倒し

作者: まっつん

良くも悪くも今年で25になる。「彼女いない歴また更新か」誰も居ない部屋で僕は呟く。別に彼女なんて要らないと思ってた時期もある。だからと言って僕の青春だって灰色だったわけではない。この時もあの時もきっと全力で自分の気持ちに向き合っていたはずだった。そうだったよな。思い出は美化されるもので今の僕には彼女が居ない。積み上げてきた関係は一瞬のように崩れた。それは何度か繰り返した。

初恋は苦い思い出で小学生の頃。初めて好きになった子に告白した。自分をドラマの俳優のようにかっこよく告白して振られた。あっけないものだった。振られるまではよかった。あの後こっぴどく担任の先生に怒られたな。今考えたらあの時から自分の恋愛は方向狂ってたし、誰かの邪魔が入っていた。

時は過ぎて高一の夏初めて彼女が出来た。初デートはカラオケだったかな。いい思い出だったな。初カノってこういう感じなんだなって。けど別れたんだよね。誕生日にLINEでさ、別れようってエグいよね。毎年誕生日に元カノのこと思い出さないといけないとか。ある意味とんでもない誕生日プレゼントだったよな。

高三の冬、彼女と出会った。名前だけは良く知ってたけど面識もなかったあの子。急激に距離が縮まったのは修学旅行だった。とは言え、まだその頃は彼氏持ちだったし、彼女の想い人は親友だったし、付き合うまでは長い道のりだったわけ。付き合うまでは長かったのに別れるのは早かったな。友達にはすれ違いとか言ってたけど結局別れた原因ってなんだったっけ思い出せないな。そんなわけで恋愛はドミノ倒し、並べるのに時間かかる割に倒れる時は一瞬。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ