プロローグ
2120年 日本では浮気や強姦が多発していた。
そんな時、国が新しい制度を用いた。その名は「運命行為禁止法」。それは運命の相手以外と行為ができないという法律だ。その為、国民全員に特別な貞操帯がついており、その貞操帯は運命の相手の前でしか、解除されないのだ。
破ってしまったら死刑。運命の相手と判断された相手以外との不必要な肌の触れ合いも禁じられた。肌の露出も必要最低限しか認められない。
これにより日本では、性犯罪は無くなり、浮気すらも無くなった。
更に、運命の相手が分かるので結婚する人は増え、幸せな家庭が増えた。少子化問題も改善されつつあった。これを受け国は運命の相手との結婚を義務付けたのだ。
2140年
俺、宮本 剣心は今、高校2年生だ。俺には幼なじみの子が3人いる。
1人目は、白石 凛。大人しくて黒髪ロングの美人だ。学校でも人気で優等生なので先生たちからも印象がいい。しかし、俺含め幼なじみ達の前では、甘えん坊だ。
2人目は、斎藤 春菜。元気がよく、かわいい系の金髪サイドテールである。ギャルっぽい言動と髪だが、優しくていい子だ。
3人目は、早坂 雪乃。お嬢様でクールな感じの銀髪ショートの美人だ。男子に冷たいが、俺には普通に接してくれる。
こんな可愛い幼なじみがいるが、俺は顔は上の下くらい、得意なことも昔からやっている剣道くらいしかない、そんな俺だが、幼なじみ達から好意を持たれている。
あれは中学の頃、生殖機能が身についたと判断されたら国からの貞操帯を付けられる。俺たちは同じ日に病院に行き、それぞれ付けてもらった。そして次の日に登校はみんなでするため集まると、全員の貞操帯が解除されたのだ。俺は幼なじみ全員と運命の相手だったのだ。