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時間(いのち)の守人(もりびと)

作者: 月永 時雨

RADWIMPSさんの曲調をイメージしながら読んでもらえると嬉しいです。

(作詞です)

僕に数分間の時間(いのち)をくれないか

この数分間の間、君の時間(いのち)を預けてほしい

僕が(つか)んで離さないから、安心して聴けよ。

僕が握りしめて離さないから、君も絶対に離すなよ。









通学電車の中、押し潰された君は、

毎日がつまらないなんて嘆くけれど、



十数年生きて、この世界の何が分かる?

二十数年やそこらで生きた気になるなよ。

人生百年時代、決めつけんなよ。



つまらない、味気ない、くだらない、なんて、

未来を生きてから言え。



少年時代なんて、人生の伏線でしかない。

回収するまで、何が起こるか分からないぜ。

回収するまで、物語は終われないぜ。



僕が見守っててやるから、大人になれよ。









通勤電車の中、生気の無い目で吊革にぶら下がる君は、

毎日をどうでもいいと諦めているけれど、



五十年生きて、人生を振り返るなよ。

七十年生きて、この世界に何を残した?

人生百年時代、あきらめんなよ。



どうでもいい、しょうがない、どうしようもない、なんて、

まだ早すぎるんだよ。



僕が見届けてやるから、駆け抜けて見せろよ。



君の転生回数は、君の再生回数だから、

己の生命力をなめんなよ。



全ての点と点が繋がった瞬間(とき)

人生という名のストーリーが完結して、

揺るぎない一本の線となる。


偶然すらも必然だったと分かる日が来るから、

それまで待ってろよ。




全てのピースがはまった瞬間(とき)

人生という名のパズルが完成して、

形あるものとなる。


挫折すらも栄光だったと分かる日が来るから、

それまで生きてろよ。



オセロ返しのようなどんでん返しを

見てみたいな


ドミノ倒しのようなでんぐり返しを

聴いてみたいな







人生に結論を出すなんて

大それたことをしようとしている奴らがいたら、

僕が全力で止めるから、百年生き抜いてこの世界を手にいれろ。




この数分間の時間(いのち)が積み重なって、

君は生きていくんだよ。








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