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ラプンツェルの接吻  作者: 楓海
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序章

 石猫錯理のアカウントですが、この作品は母の楓海が書いたものです。

 

 楓海です。

 この作品は20年以上昔に、マンガを描こうとして初めて作ったストーリーが第1章です。

 でも画力が伴わず、描けずにいました。

 絵の練習にと第2章が生まれましたが、あまりに酷い絵で、なげてしまいました。

 20年以上暖めてきた作品なので、とても思い入れが強い作品です。

 読みやすいをモットーに書いたので、気軽に読めるのではないかと思います。←嘘でした。

 文章も表現力も無いに等しく僭越ですが隆一朗と瑞基を好きになって貰えたら嬉しいです。

 宜しくお願い致します。




 暖かな光が枝葉を輝かせ、降り注ぐ林の中、広げた毛布の上で若い男女が寛いでいた。

 女は二十代後半ぐらいで長い髪を垂らし、自分の膝に頭を預ける男の髪を静かに撫でていた。

 男は大人びた表情を持つが高校生ぐらいだろう、まだ顔に幼さが残っている。

 男は女の膝を枕に寝転がり、三島由紀夫の「豊穣の海」なんぞを読み耽っていた。

 女はおもむろに口を開いた。

「ねえ、ラプンツェルて知ってる?」

 男は視線を女の顔に向けて言った。

「知ってるよ。

 グリム童話に出てくるお姫様だろ?」

 女はふっと微笑みを漏らし答えた。

「彼女はお姫様なんかじゃないよ。

 彼女はただの女の子。

 ねえ、ラプンツェルは突然現れたのが王子様じゃなくても恋をしたのかしら。」

 『………恋をしたのかしら。』

 その言葉が重く響き、隆一朗は眼を覚ました。

 タバコに火を点け、煙を吐き出した。

 暫くタバコを燻らせ思った。

『あなたは塔の中で誰を愛していたの?』

 第1章から、とても長いです。

 お忙しい方はご注意下さい。


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