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小説&作文の書き方〜初心者にも分かる、これだけで完結する文章の書き方〜 作者:蒼月 蓮夜

文章作法

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主述に気を配る

小説において、「誰が」「どうした」ってのがはっきり分かるようにするっちゅうのはとても大切なことやろ?

主語って省略すると正しく意味が伝わらないことがあんねん。

たとぇば……

私は彼と彼女が意味不明なことを言っているのを見た。けれども、その理由を知っていたから変だとは思わなかった。でも、友達は変だと思ったようだ。

一見、正しそうに見えるやろ?
ってか、正しいねん。

けど、「私」は彼女の理由を知っているが、彼が騒いでいる理由は知らなかったとしたら?
作者はそう考えてたとしたら?

これは極端な例やけど、そこで読者と作者の認識の齟齬が生まれるわけやな。
そんなことにならんために、主語は書かなアカン。

っていうといてなんやけど、主語の書きすぎもアカンねん。

私は振り返る。
すると、そこには画鋲をコルク板に刺している彼女がいて私は凝視する。
彼女は綺麗だ。と私は思った。
私は彼女に近付き、彼女の耳に息を吹きかけた。
「ひゃっ!?」
彼女が変な声をだし、彼女の持っていた画鋲が靴下でいた私の足に落ちた。
「いってぇーっ!」
私は叫ぶ。そして私は足を抑えた。私の足からは注射されたような小さな刺し傷が出来ていた。

この文。読みにくいやろ?
即席で作った例文やけど、ストーリー自体はおもろいと思うねん。
自業自得ってやつやな。せやけど、これ読んでおもろいと思うやつがどれほどおるやろか?

せやから、主語を一部省略すんで。

私は振り返る。
すると、そこには画鋲をコルク板に刺している彼女がいて、私は凝視する。
綺麗だーーと思い、見入ってしまう。
私はそっと近付き、彼女の耳に息を吹きかけた。
「ひゃっ!?」
よほど驚いたのか、彼女が変な声をだし、持っていた画鋲が靴下でいた私の足に落ちた。
「いってぇーっ!」
私は叫ぶ。そして、痛みを覚えた足を抑えた。その足からは注射されたような小さな刺し傷が出来ていた。

どうやろか?
大分読みやすくなったんとちゃうやろか?

こんな風に、主語ってのは省略せなアカンとこと省略したらアカンとことあんねんな。

これは経験ーーというか、読んでみておかしいかおかしくないかやから、推敲あるのみやな。

それじゃあ次は述語や。

述語ってのは「どうした」の部分や。
主語と述語ってのは、あれへんかったら意味が分からんねん。

私は。っていう文あっても、私はなんや! ってなるし。
見た。って文あっても、誰がや!ってなる。

主述のセットなんて当たり前やんと思うやろけど、意外にもこの間違い多いねん。

たとえば……

私は青い空を眺めてるのを見た。

何がおかしいんか分かりはるやろか?

まず、「私は」が主語やんか。んで、述語は「見た」やろ? ここまでは分かるやん。
じゃあ、青い空を眺めてたのは誰や?
そこで、「彼が」「彼女が」っていう主語が必要になんねんな。この文にはそれが足らへん。

こんな風に、主語がない文てのは意味が分からんから、注意が必要。



それじゃあ次は、どの主語とどの述語がセットになってるかや。

次の例文は、
榎本秋著/ライトノベルのための正しい日本語
から引用させてもらうで。

私は雨の中ずぶ濡れになって帰宅して体が冷えた弟が風呂に入っている間、温かい飲み物を用意してやることにした。

この文や。

「私は雨の中ずぶ濡れになって帰宅した」だけ読んだら、主語は私、帰宅したが述語やねん。

けど、ちゃうやろ?
帰宅したのは弟やねん。

そしたら読者はどうなるかっちゅうと、私やと思ったら弟かいな!
ってなるわけや。
そうすると、それは読者の「ストレス」になって、それが続くと待っているのはーー疲れる! 読むのやーめた! ってなんねんな。

だから、順番を変えるで。
これは引用やなく、自分で変えたで。

弟は雨の中ずぶ濡れになって帰宅し、体が冷えて風呂に入っている。だから私は温かい飲み物を用意してやることにした。

こう変えたらどうや?

「弟は」→「帰宅し」+「風呂に入っている」
「私は」→「飲み物を用意してやることにした」

全然ちゃうやろ?


では、主述についてはここまで!

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