きっかけ
今日は入学式だ、小学校を卒業した愛斗、雪斗、練、悠大、武田は同じ中学に入った
「やっと中学生になったな♪」
愛斗がはしゃぎながら言った
「やっとだな、小学生時代がクソ長く感じたわ~」
「それな、しかもママが中学生になったらある程度の自由を緩めるって言ってくれてさ、めっちゃしたいことあるんだよね」
「そうだな、うちも母さんが制限を緩めてくれるらしいから、色々したいことあるんよな」
これから何をしようかと2人で談笑していたら
「よっ!」
「練?練じゃん!」
「別中行くんや無かったん?」
「実は親に頼んでこっちにしてもらったんよ」
「そんなに俺らと学校通いたかったん?w」
「まぁそうやなw」
「どぉも」
「お前誰っけ?」
雪斗が?みたいな顔をしていると
「拙者でござる、悠大ですぞ」
その瞬間愛斗の顔がみるみる明るくなって悠大に飛びついた
「うわぁぁ!なんでござる?!」
「君知ってるわ!!めっちゃ情報通でオタクだって有名やもん」
「あぁー知っとるわ、地味に嫌われてて好かれてるっていう意味不ってよく言われてるわ」
「意味がわからないでござる!」
少し悠大が不快そうな顔を浮かべていたので雪斗が焦って
「あぁーそいえばどしたん、うちらと面識あんまなかったような気がするけど」
「練氏が見えたのでご挨拶をと思いまして」
「練知り合いだったん?」
「そうやで、言ってなかったっけ?」
「聞いとらんわ!」
「ごめんごめんw」
そして色々と4人が話をしている内に始業式が始まった。
ー3時間後ー
「ふう、やっと終わったぁー」
愛斗がかいてもいない汗を拭う素振りを見せると
「そんな疲れへんわ!w」
と雪斗が突っ込む
「面白いですなぁこのメンツは」
「だろ、親しみやすくてつい話しかけるんよ」
こうして4人が談笑しながら歩いてると
「ぉ-ぃ」
後ろから誰かが話しかけて走ってくる
誰かがわかるまではそう時間はかからなかった
「おーい」
「うぉー武田」
「同じ学校やったんや」
愛斗と雪斗が武田に驚いてると練と悠大が
「え?気づかなかったん?」
「え?気づかなかったでござるか?」
と最初から気づいている素振りをしていたので
「気づいてたん?」
「気づいてましたぞ」
「俺ら最低やん」
と愛斗も勝手に気づいてないということにして(本当は同中って気づいてた)ショックを受けてると開き直って
「最初に声掛けてくれればよかったやん」
「いやーぁみんな仲良さそうに話しよったけん輪に入りづらかったんよ」
別に気にせんのにと思いながら話をしていたら
「やべぇ今2時前じゃん!」
愛斗が大きい声で時間をいい少し焦っていた
「ガチやん、今日はお開きにしてまた明日話そ」
そう言って今日は解散した
ー愛斗家ー
「ねぇママ」
「なぁに?」
「今日学校に知り合いが結構居た」
「あら、良かったわね」
「うん!」
そうして愛斗の親子談笑をしていると
「続いてのNEWSです。T県外れ付近で15人目の行方不明者が出ました、警視庁によりますと集団による誘拐事件の可能性が高いとのことです、行方不明者の情報は…」
「あら怖い、愛ちゃん外れ付近に近づいちゃダメよ」
「わかったママ」
その後ゲームをして夕食を食べ風呂に入り就寝した
ー3週間後ー
かなり打ち解けあい、いつもの5メンツで話していると
悠大が
「知ってるでござるか?」
「何を?」
「T県外れにある隔離住宅でござる」
(T県外れ?TVでやってたやつかな?)
「隔離住宅?小説じゃあるまいし、そんなのあるわけないやろ」
「チッチッ、実はあるんでござるよ、どうやら2chによると、国が手に負えない性格破綻者や狂人などを隔離するための住宅地があるんでござるよ」
「でも所詮ネットの情ほ…」
「もしかしてこの前やってた行方不明者のやつ?」
「おぉ、知っておりましたか愛斗氏、まさにその行方不明者の情報と同じでござる」
「やっぱり!」
「話を戻しますと隔離住宅の住民がどうやら今回の事件を引き起こしているとの情報でござる」
「よし行こう!」
「「「「え?」」」」
「もしその隔離住宅があるなら面白そうじゃん、でしょ雪斗、練、武田」
「俺に振んな」
「俺はノーコメントかな」
「面白そうなのは認めるけど実際行方不明者とかいるんでしょ、俺は行きたくないな」
「拙者もウワサは好きでござるが実際に現地に行くとなると少し気が引けますな」
愛斗は頬を膨らめかせ
「やだ、行きたい」
「ダメでござるよ」
等とみんなで行こうとする愛斗を引き止めると
「へぇ、面白そうな話するやん」
愛斗以外が共通で苦手とするタイプの人が低い声で話しかけてきた
「大地…」
雪斗や練が嫌そうな顔をすると大地は気づいたのか
「なんだよぉそんな顔して酷くねぇ?」
雪斗や練が慌ててポーカーフェイスを保とうとすると
「別にええよ気にせんで、それより隔離住宅?の話してんの、実は俺も気になってたんよなぁ」
「あ…そうや、」
「そんな目するなよ雪斗ォ、傷つくだろぉ」
隔離住宅に興味としか聞こえなかった愛斗が
「ねぇ、、大地興味あるの?」
「あるぞぉ」
「ならこの4人を説得するのに付き合って!隔離住宅に行きたいから」
「いいぞぉ」
「大地氏からはあまり良いウワサは聞きませんぞ、ここは大人しく愛斗氏に付き合ってはどうでござるか?」
「ったく、愛斗ときたら面倒いやつ引きずり込みやがって、すまんな練、悠大」
「気にしないでござるよ」
「俺も気にしてねぇよ、それより大地だな」
大地からはあまり良い印象感じない、悠大通によると薬常習犯で女好きでかなりのクズと聞いたオマケに裏と繋がっているらしい、さすがに盛られすぎてる部分はあるだろうけど、そんなウワサが流れる程のことをやってきているんだろう、そんな奴とはあんまり関わりたくないし敵にも回したくない
「はぁ、仕方ない、行ってやるか」
「え?ホント!やったぁー、大地ありがとう」
「…別にいいぞぉ」
そうして色々な段取りをし念には念をということで練が趣味に使ってる野球の金属バットやスタンガンなどを持っていくことにした
そうして、2週間後…
キャラクター紹介
愛斗 ーまなとー
天真爛漫で空気が読めないが内容問わずで、和ませることが得意、かなりパニックに陥りやすいが行動力はある
身長 164
体重 52
生年月日 3 30 (15歳)
やや小柄な体格 どちらかと言うとカッコ可愛い系