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精術武具④【風精火精系 ベンヌの双角】

精術武具④


銘:ベンヌの双角

系統:風精火精系

所有者:メルト村モリソン家 ⇒ バルバロン・カルクロッサ


 本来はワルアイユ領の弓取りの家系であるモリソン家に代々継承されてきた非常に歴史の古い精術武具。ルストの確認によると最低でも700年は前の代物であり、フェンデリオルの被支配時代よりさらに過去、先史フェンデリオル王国時代に作られたと思われる極めて希少な品物である。


 外見的には大弓の形をしており、弓の中央部分に前方へ張り出したような意匠が施されている。また弓としても非常にがっちりとした頑丈な造りになっており、弦を引くだけでもかなりの力を要求されるような迫力のある。

 実際、この精術武具に適正のないものは弦を引くことすらできず、メルト村の住人には、ラジア少年の家系であるモリソン家の者にしか引くことはできなかった。村以外の人間でベンヌの双角の弓を引くことができたのはバルバロンただ一人である。


 ここまで適性が厳しいのは理由があり、ベンヌの双角が風精と火精の二重属性だったことが挙げられる。


 複数の属性を持つ精術武具には2種類あり〝複合属性〟と〝二重属性〟とに分けられる。

 例えば雷精系は火精+風精であるが必ずしも火精と風精の両方に適合している必要はなく雷精に適性があれば十分である。

 しかし二重属性の場合、二つそれぞれの属性に適正を有している必要がある。当然難易度は高く使用者はごく限られたものになる。そのため現在では二重属性の精術武具はフルカスタムのワンオフ品でもない限り制作されることは極めて稀である。


 当然ながらこのベンヌの双角も700年前の当時、特定の使用者を想定して作られたこと考えるのが妥当である。その人物の子孫がモリソン家の人間でありバルバロンであるとも考えられるのである。


 ベンヌの双角はこのように極めて扱いが難しい精術武具であるが、適合する人間であればその優れた性能を引き出すことが可能。


 風を操り風のエレメント属性特徴である〝情報〟〝記憶〟〝意志〟をベンヌの双角に付与したりベンヌの双角を用いて探査することが可能。また火精の特徴である火そのものだけでなく〝運動〟〝熱〟〝爆発〟と言った特性を与え制御することも可能

 当然ながら二つの属性を同時に扱い複合させて効果を発揮することも可能である


 これだけの能力を有した精術武具であるがゆえに本来であれば習得には長い時間がかかるのであるが、バルバロンは1日足らずで基本的性能を把握しており、戦場において完璧に使いこなしている。

 これについてはバルバロンが優れた理解力と洞察力を持っていたためであるとするのが妥当だろう。


 バルバロンは一時的に、モリソン家から預けられている形になっているがバルバロン自身は何返却しようと考えているようである。


【技一覧】


神罰:火精の力で勢いを増し飛距離を増大させ、風精の力で使用者自身の意思を矢に憑依させて矢の動きと軌道を意のままに操る。いわば誘導ミサイルのような効果を発揮する技である


神罰・流星雨:前述の〝神罰〟の効果に加え、矢を複数同時に放つことで目標地点付近で爆発的な火炎効果を発揮し目標物を爆破する。もしくは無数の火弾を生み出し降らせることが可能。攻撃対象の建造物を破壊したり、複数の目標同時に破壊するための技


双月炎武:矢を用いず、弓の表面に生成した高圧の三日月形の炎を投げ放つ。飛距離はそう長くないが比較的接近した複数の敵を同時に撃破するために効果的


吐竜火息:火炎放射攻撃。火精の力で生成した大量の炎を、風精の勢いで遠くへと放射する。


点火:火精の力で弓の先端に火を灯す。極めて初歩的な技。ドルスのタバコに火をつけるために使用。はっきり言ってもったいない

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